5月29日(水) 9:30-12:30 (A会場)

協調問題解決

座長 : 高玉 圭樹 (東工大/ATR)

 

1A1-01 時間軸を考慮した知的情報配信システムの構築と評価

宮下 一博 (北見工業大学情報システム工学科)
後藤 文太朗 (北見工業大学情報システム工学科)


5月29日(水)   協調問題解決   9:30-12:30 (A会場)

概要:
電子メールを使った情報配信に関して、興味属性による振り分けだけでなく、受信者にとって都合の良い時間帯、送信者にとって効果的な時間帯といった、時間軸に関してもパーソナライゼーションを行うシステムを構築し、評価する。

 


 

1A1-02 GRID及びクラスタにおけるエージェント間通信環境の設計と実装

山崎 航 (東京理科大学 理工学部)
西山 裕之 (東京理科大学 理工学部)
溝口 文雄 (東京理科大学 理工学部)


5月29日(水)   協調問題解決   9:30-12:30 (A会場)

概要:
本論文では,GRIDやクラスタのようなネットワークによって接続された計算機をシームレスに協調させる環境において,複雑なエージェントコミュニケーションを容易に実装,実行するための表現を持つ実行環境について述べる。

 


 

1A1-03 インタラクティブな館内案内のための異種ロボット協調機構

小林 亮博 (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
河野 恭之 (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
木戸出 正継 (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)


5月29日(水)   協調問題解決   9:30-12:30 (A会場)

概要:
本研究は,複数台ロボットによる複数ユーザ館内案内タスクを分析し,ユーザ応答性を重視した協調フレームワークを提案する.提案する手法では,ロボットのコミュニケーション能力を評価し,異種ロボットが混在する系における適切なタスク割り当てを目指す.

キーワード: ロボット インターフェース

 


 

1A1-04 利用者と協調して写真を撮る対話エージェント

高田 司郎 (ATR メディア情報科学研究所)
川戸 慎二郎 (ATR メディア情報科学研究所)
間瀬 健二 (ATR メディア情報科学研究所)


5月29日(水)   協調問題解決   9:30-12:30 (A会場)

概要:
「はーい、こっち向いて」。カメラに向いたか確認する。「はい。チーズ!撮りますよ!」。「もうちょっとアップにして!」。このような日常的なシナリオ記述に基づいて、利用者と協調して写真を撮る対話エージェントを提案する。当研究は、マルチモーダルな知覚器を持った合理的エージェントの実現を目指している。

 


 

1A1-05 時間制約を用いた分散協調プランナの設計

西山 裕之 (東京理科大学 理工学部)
溝口 文雄 (東京理科大学 理工学部)


5月29日(水)   協調問題解決   9:30-12:30 (A会場)

概要:
本研究では、一つの探索問題を複数のCPUを用いて定められた時間内に解決するための、時間制約を用いた分散協調プランナを設計する。各プランナは時間制約に基づき解の最適性と探索速度の調整を行うとともに、互いに情報交換を行うことで効率的な協調探索を実現する。

 


 

1A1-06 移動エージェントの協調動作実現手法

大竹 麗央 (東京大学大学院 情報理工学系研究科 電子情報学専攻)
西田 豊明 (東京大学大学院 情報理工学系研究科 電子情報学専攻)


5月29日(水)   協調問題解決   9:30-12:30 (A会場)

概要:
重みの異なるサービス要求をもつ複数の移動エージェントに対し、複数のサービスエージェントが協調動作することで滞りなくサービスを提供するための手法について提案する。

 


 

1A1-07 Infant Agents 間での対話による概念知識獲得

新田 恒雄 (豊橋技術科学大学 大学院工学研究科)
越坂 禅 (豊橋技術科学大学 大学院工学研究科)
桂田 浩一 (豊橋技術科学大学 大学院工学研究科)


5月29日(水)   協調問題解決   9:30-12:30 (A会場)

概要:
個別に概念を獲得したInfant Agents (IAs)が,ネットワーク上に分散して存在する状況を想定し,個々のIAが自律的に他のIAsと対話しながら,概念を蓄積するシステムを研究している。本報告では対話戦略と概念獲得を中心に実験結果を述べる。

 


 

1A1-08 契約トラブルの仲裁・調停支援を行うエージェント

田中 貴紘 (東京工業大学大学院 知能システム科学専攻)
安村 禎明 (東京工業大学大学院 知能システム科学専攻)
新田 克己 (東京工業大学大学院 知能システム科学専攻)


5月29日(水)   協調問題解決   9:30-12:30 (A会場)

概要:
本研究の目的は,エージェント技術により簡単な事件に対する迅速な紛争解決の支援を行うことである.本研究では,オンラインで相談を受け付け,過去の類似事例を元にした仲裁案作成を自動化し,仲裁による和解成立を目指す.

 


 

1A1-09 マルチエージェントシステムにおける情報伝達構造の効果

高野 洋 (山梨大学大学院工学研究科博士前期課程 コンピュータ・メディア工学専攻)
岩沼 宏治 (山梨大学工学部 コンピュータ・メディア工学科)
鍋島 英知 (山梨大学工学部 コンピュータ・メディア工学科)


5月29日(水)   協調問題解決   9:30-12:30 (A会場)

概要:
本研究では,エージェントが通信を介して情報をやりとりすることで協調的に振る舞う場合について,不完全情報下で情報伝達することの効果を考察する.さらに,無差別に情報伝達を行うことで起る弊害について,情報伝達の構造を考えることでその改善を試みると共に,様々な環境に適した情報伝達の構造について考察する.

キーワード: マルチエージェント

 



 

5月29日(水) 9:30-11:50 (B会場)

近未来DSIU

座長 : 藤本 和則 ((有)フジモト・リサーチパーク 人工知能研究所)

 

1B1-01 インターネット上の情報/知識を扱う意思決定支援システム(DSIU)

藤本 和則 (有限会社フジモト・リサーチパーク 人工知能研究所)
山本 裕 (京都大学大学院情報学研究科 複雑系科学専攻)


5月29日(水)   近未来DSIU   9:30-11:50 (B会場)

概要:
本稿では、ネット情報を使った意思決定支援の実現可能性について、実践的側面と理論的側面から論じる。まず、実践的側面として、電化製品を扱うDSIUと旅行先を扱うDSIUを取り上げ、それぞれの実現の難しさ、および、実現するためのコストについて論じる。次に、理論的な側面を論じるため、ネット情報から知識を自動構成し意思決定を支援するDSIUの数理モデルを提案する。そして、このモデルのもとに、DSIUの提供する意思決定支援の正確さと、ネット情報から獲得する知識の精度との相関について論じる。

 


 

1B1-02 ユーザの選好変化を許容する合理的意思決定手法

高橋 理 (三菱電機)
田地 宏一 (大阪大学)
田村 坦之 (大阪大学)


5月29日(水)   近未来DSIU   9:30-11:50 (B会場)

概要:
ユーザの視点に立った意思決定支援を進めるためには、そのユーザのもつ興味や重要視する評価項目を的確に把握する必要がある。多目的意思決定手法の1つである AHPは、階層構造に表現した評価項目の選好度合を定量化する手段として有効であるが、代替案の追加や削除に伴う選好順位逆転という問題点を抱えている。本発表では、通常の意思決定手法では排除されてきた選好順位逆転を、実際の意思決定過程で起こりうる現象と解釈する。そして、各評価基準の下で満足できる最低ラインを示す希求水準の導入を特徴とする改良型AHP が、選好順位逆転に合理的な解釈を与えうることを示す。

 


 

1B1-03 時間差分に基づくWEBページからの情報抽出

笹野 直幸 (大阪大学大学院 基礎工学研究科)
松下 光範 (大阪大学大学院 基礎工学研究科) (日本電信電話株式会社 NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
田村 坦之 (大阪大学大学院 基礎工学研究科)


5月29日(水)   近未来DSIU   9:30-11:50 (B会場)

概要:
本稿では、HTML で記述された定形度の高い Web ページから、天気予報等のように時々刻々と変化するデータを簡易な方法で抽出する手法を提案する。提案手法では、対象ページの時間的な差分を検出することにより、データ箇所を特定する。そして、類似した情報を提供する複数のページ間の時間差分を比較することにより抽出したデータの属性、及びデータ間のリレーション判別を行う。

キーワード: DSIU

 


 

1B1-04 確率的タスクモデリングによるインタラクティブシステムの制御と学習

本村 陽一 (産業技術総合研究所/CREST,JST)
佐藤 泰介 (東京工業大学/CREST,JST)


5月29日(水)   近未来DSIU   9:30-11:50 (B会場)

概要:
観測が不完全な環境で、やはり完全に予測できないユーザと対話的に作業を行う知的なインタラクティブシステム(WWWアプリケーション,携帯端末,パーソナルロボットなど)を実現するためにはシステム主導のタスク遂行だけでなく、柔軟で頑健なシステム制御法が必要になる。そこで不確実性を確率的に扱いその中で最適な意志決定を行う確率的タスクモデリングの手法とシステム設計法について述べる。また遷移を制御する確率パラメータを動作中に得られるフィードバックから学習することにより、事前に規定したアルゴリズムと自律的な学習の統合を可能にする。

キーワード: DSIU

 


 

1B1-05 多目的意思決定支援における結果表示方法の一考察

西田 昌弘 (コンピューターコンサルタント株式会社)
川岸 龍 (コンピューターコンサルタント株式会社)
西郡 晃雅 (コンピューターコンサルタント株式会社)


5月29日(水)   近未来DSIU   9:30-11:50 (B会場)

概要:
我々は、「利用者の意図を汲み取る情報処理体系の開発」をテーマに取り組んできた。これは、Webより取り込んだ知識等より利用者に案を提示し、利用者の好み等を学習させるものであった。この中で、どのようにユーザと接するべきかを考慮することが、顧客満足度をあげるのに、有効であると考える。最近の不況における買い手市場の中では、顧客満足度をあげる事が重要であり、どの要素が最終的に満足度に関与するかを研究することが大切であるという問題意識の下に研究を始めた。本稿では、複数の方法で結果を表示し、比較評価した結果を報告する。

 


 

1B1-06 WWW上の天気情報を親しみやすく表現するタンジブル・ユーザ・インタフェース

島津 光伸 (NTTコムウェア(株))
池田 正仁 (NTTコムウェア(株))
岩本 一弘 (NTTコムウェア(株))
山脇 佳治 (NTTコムウェア(株))
高村 裕二 (NTTコムウェア(株))
藤野 耕献 (NTTコムウェア(株))


5月29日(水)   近未来DSIU   9:30-11:50 (B会場)

概要:
インターネットの情報を利用し、意思決定する場合はコンピュータと人間がインタラクションするためキーボード入力やマウス操作、ディスプレイといったインタフェースが必要である。本稿では、人間がインタフェースの存在さえ意識せずに、また、コンピュータを使っているという意識無しに、WWW上の情報を自然に直感的に感じ取るタンジブル・ユーザ・インタフェースとして、天気予報を取り上げるシステムの試作について述べる。

キーワード: DSIU、意思決定支援、インターネット、タンジブル・ユーザ・インタフェース

 



 

5月29日(水) 9:30-12:10 (C会場)

文学と認知コンピュータ

座長 : 小方 孝 (山梨大)

 

1C1-01 物語のハイパーテキスト表現―2つのシステム―

小方 孝 (山梨大学工学部)
遠藤 泰弘 (山梨大学大学院工学研究科)
柏原 仁美 (山梨リコー株式会社)


5月29日(水)   文学と認知コンピュータ   9:30-12:10 (C会場)

概要:
自作マンガと経営者の自叙伝のハイパーテキスト表現システムの実装(前者をハイパーコミックと呼んでいる)を紹介し,物語の受容の理論と制作の理論の両者を接合するアイディアを提示する.

キーワード: LCC

 


 

1C1-02 ハイパーテキストと小説の修辞

森田 均 (県立長崎シーボルト大学)
藤田 米春 (大分大学工学部)


5月29日(水)   文学と認知コンピュータ   9:30-12:10 (C会場)

概要:
文学理論及び文学作品をコンピュータ上でシミュレーション可能とする研究の一環として、ノベルゲームなど小説と親和性のある電子的な表現形態をも視野に入れて、小説の修辞をハイパーテキストに変換する手法を検討する。

キーワード: LCC

 


 

1C1-03 小説文の形式化

藤田 米春 (大分大学工学部)
玉井 真樹 (日立ソフト(株))
西島 恵介 (大分大学工学部)


5月29日(水)   文学と認知コンピュータ   9:30-12:10 (C会場)

概要:
短編推理小説全体の文間の論理的関係をとらえるために、各文を格フレーム形式により記述するとともに、各文間の関係を記述する。文の形式化における問題点と文間の関係記述における問題について実例に基づいて述べる。

キーワード: LCC

 


 

1C1-04 「物語」のための「事象」の配列法則について

岩垣 守彦


5月29日(水)   文学と認知コンピュータ   9:30-12:10 (C会場)

概要:
コンピュータで「物語」を作りには,「選択された事象」を「物語構造」・「物語展開」に基づいて,「読者」が「論理的納得」と「心理的納得」を得るように並べることが必要である.その場合,どのような法則性を必要とするか.

キーワード: LCC

 


 

1C1-05 意味属性による民話モティーフの比較分析

小田 淳一 (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)


5月29日(水)   文学と認知コンピュータ   9:30-12:10 (C会場)

概要:
述辞を最上位項とする構造統辞論的な民話モティーフの木構造モデルをもとに,表層テクストの各辞項を意味属性に分節したデータから,モティーフを構成する要素間の結合関係を様々なレヴェルで走査し,深部の意味構造を明らかにすることを目的とする。

キーワード: LCC

 


 

1C1-06 拡張文学理論と物語シミュレーションの諸相

小方 孝 (山梨大学工学部コンピュータ・メディア工学専攻)


5月29日(水)   文学と認知コンピュータ   9:30-12:10 (C会場)

概要:
文学理論とAIや認知科学との融合により,修辞的な物語・文学システムをめざす拡張文学理論の諸側面(物語内容,物語言説,ハイパーテキスト構造,映像表現,社会的応用等)について,システムの実装例を援用して議論する.

キーワード: LCC

 


 

1C1-07 物語内容の生成と映像表現

保坂 好紀 (山梨大学大学院工学研究科)
小方 孝 (山梨大学工学部)


5月29日(水)   文学と認知コンピュータ   9:30-12:10 (C会場)

概要:
物語内容論を原理的に考察するに当ってProppに基づく物語生成システムを再検討し,原理論をシミュレートできた部分・まだの部分・それを拡張すべき部分を腑分けし,物語内容論の今後の展開を議論する.また生成結果からの簡易な映像自動編集システムを紹介する.

キーワード: LCC

 


 

1C1-08 ユーモアの鑑賞過程の認知モデルに関する一考察

内海 彰 (電気通信大学 電気通信学部 システム工学科)


5月29日(水)   文学と認知コンピュータ   9:30-12:10 (C会場)

概要:
本稿では,ことばによるユーモア(ジョーク)の面白さに関して行った実験の結果を通じて,ユーモアの何がどのように面白さを生じさせるかを認知的に考察する.さらにユーモアとアイロニーの関係についても言及する.

キーワード: LCC

 



 

5月29日(水) 9:30-12:30 (D会場)

知能ロボット

座長 : 西村 拓一 (産業技術総合研究所)

 

1D1-01 ヒューマノイドロボットの運動パターンの縮約とそれに基づく運動生成

多谷 浩嗣 (東京大学)
中村 仁彦 (東京大学)


5月29日(水)   知能ロボット   9:30-12:30 (D会場)

概要:
ヒューマノイドロボットのハードウェア基盤が身近になり,現在人間の脳における運動系の情報処理のアナロジーとして,その大自由度な運動情報の取り扱う脳型情報処理系のソフトウェア開発が進んでいる.本研究では,ロボットの関節角情報の縮約とそれにより表出される周期運動の関係について実験に基づき考察する.

 


 

1D1-02 ミメシスに基づくヒューマノイドの行動獲得と原始シンボルの創発

稲邑 哲也 (科学技術振興事業団) (東京大学)
戸嶋 巌樹 (日本電信電話(株))
中村 仁彦 (東京大学) (科学技術振興事業団)


5月29日(水)   知能ロボット   9:30-12:30 (D会場)

概要:
行動の観察からシンボルコミュニケーション能力が発達し,行動の獲得と認識が実現されるとするミメシス理論をヒューマノイドに応用する.そのための工学モデルを提案し,見まね学習を通じて身体性を考慮した行動獲得とシンボル創発実験を行なった.

 


 

1D1-03 自発的にコミュニケーションを図るロボットのための判断モデル構築の試み

輿石 欣吾 (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
上野 敦志 (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
木戸出 正継 (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)


5月29日(水)   知能ロボット   9:30-12:30 (D会場)

概要:
これからのコミュニケーションロボットには、相手の状況を見て判断する機能が必要である。今回はロボットの行動を話し掛けることとして、この機能を画像データ処理で如何に実現できるか、データの収集・分析、そして画像処理方式の基礎実験を行った。その結果と考察を報告する

 


 

1D1-04 ロボットによる身体動作表現を用いたコミュニケーションの実現

畠山 誠 (東京大学大学院 情報理工学系研究科 電子情報学専攻)
西田 豊明 (東京大学大学院 情報理工学系研究科 電子情報学専攻)


5月29日(水)   知能ロボット   9:30-12:30 (D会場)

概要:
人とロボットとの円滑なコミュニケーションを実現するためにはロボットの身体性が必要である。身体性を考慮してロボットの動作である例示、情緒表出、調整の実装を行い、適応、同調の必要性を議論した。

 


 

1D1-05 多次元時系列センサデータからのビークル操縦者の意図認識の研究

矢入(江口) 郁子 (通信総合研究所)
矢入 健久 (東大先端研)
猪木 誠二 (通信総合研究所)


5月29日(水)   知能ロボット   9:30-12:30 (D会場)

概要:
本研究では、ビークルが環境から得る外界センサー値とユーザーから得る操作量という異種多次元時系列間のパターン相関に着目することにより、ユーザー操作の背景にある細かい「意図」を認識する方法を提案する。

キーワード: 多次元時系列データ 意図認識 セミオートノマススクータ

 


 

1D1-06 自律型ロボットの実経験に基づく行動知識の獲得

藤江 真也 (早稲田大学理工学部)
細川 健一郎 (早稲田大学理工学部)
小林 哲則 (早稲田大学理工学部)


5月29日(水)   知能ロボット   9:30-12:30 (D会場)

概要:
ある行動を実行するための前提条件、実行した結果得られる効果を正確に把握することは、行動計画システムにとって必要不可欠である。本研究では自律型ロボットが、行動の持つ前提条件、効果を経験に基づき獲得するシステムの構築を行った。

 


 

1D1-07 対話型進化ロボティクスにおける教示者の視点の効果

片上 大輔 (東京工業大学 大学院総合理工学研究科 知能システム科学専攻)
山田 誠二 (国立情報学研究所)


5月29日(水)   知能ロボット   9:30-12:30 (D会場)

概要:
我々が提案してきた,対話型進化計算(IEC) の評価能力を用いた効率のよい実環境ロボット学習システム,対話型進化ロボティクスにおいて,教示者の2つの視点の違いによる教示の効果をオンライン学習において検証する.

 


 

1D1-09 効率的かつ反応性のよいロボットシステム実現のためのプランニングと行動の並列スケジューリング

三浦 純 (大阪大学 大学院工学研究科 電子制御機械工学専攻)
白井 良明 (大阪大学 大学院工学研究科 電子制御機械工学専攻)


5月29日(水)   知能ロボット   9:30-12:30 (D会場)

概要:
動的環境で効率的かつ反応性のよいロボットシステムを実現するためのプランニングと行動の並列化手法を述べる.繰り返し的に定式化されたプランニングの途中結果を利用し,並列に実行可能な行動を決定する.複数のカメラで複数の人間を追跡する問題に適用する.

 



 

5月29日(水) 9:30-12:30 (E会場)

自然言語理解

 

1E1-01 概念ベースを用いた文章傾向の把握

友部 博教 (東京大学大学院情報理工学系研究科)
石塚 満 (東京大学大学院情報理工学系研究科)


5月29日(水)   自然言語理解   9:30-12:30 (E会場)

概要:
本発表では言葉の意味を表す知識ベース(概念ベース)を用いて自然言語文章の傾向把握について考察する。文章を形態素に分けた後の単語単位ではなく、さらに細かい単位に分割することによって文章の内容を把握する事を目指してゆく。

 


 

1E1-02 国語辞典と英和辞典を用いた単語の類似性判別方式

笠原 要 (日本電信電話株式会社 NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
稲子 希望 (日本電信電話株式会社 NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
金杉 友子 (NTTアドバンステクノロジ株式会社)


5月29日(水)   自然言語理解   9:30-12:30 (E会場)

概要:
2種類の辞典をソースとして日本語と英語の単語を同時に多次元空間上に配置して、2言語間の単語の類似性判別を行う方法を提案する。日本語に対する英語の類似性判別の評価実験により、方式の有効性を明らかにした。

 


 

1E1-03 信念構造の理論

中山 康雄 (大阪大学大学院人間科学研究科)


5月29日(水)   自然言語理解   9:30-12:30 (E会場)

概要:
AGMモデルによる信念改訂の理論は知識表示や推論の研究の一部に影響を与えた。本発表では、AGMモデルよりも制約の弱いタイプの信念改訂のモデルを定義し、このモデルが信念改訂のより自然なモデルであることを示す。

 


 

1E1-04 ニューロイダルネットを用いた言語認識回路の構成

崎田 洋一 (電気通信大学大学院 電気通信学研究科)
実松 智洋 (電気通信大学電気通信学部電子情報学科)
西野 哲朗 (電気通信大学電気通信学部情報通信工学科)


5月29日(水)   自然言語理解   9:30-12:30 (E会場)

概要:
J.Bresnanによる語彙機能文法と短期記憶のメカニズムに基づいた言語認識回路を、L.G.Variantによって提案されているニューロイダルネットを用いて構成する。

 


 

1E1-05 プラン記述を用いた音声対話エージェントのアーキテクチャ

高田 司郎 (国際電気通信基礎技術研究所)
原田 育生 (国際電気通信基礎技術研究所)
山口 毅 (国際電気通信基礎技術研究所)
河原 達也 (京都大学情報学研究科) (国際電気通信基礎技術研究所)
古城戸 新吾 (国際電気通信基礎技術研究所)
中津 良平 (国際電気通信基礎技術研究所)


5月29日(水)   自然言語理解   9:30-12:30 (E会場)

概要:
利用者とエージェントのインタラクションをエージェントのプランとして記述し、 そのプランを実行することで状況に依存した音声対話を行うエージェント・アーキテクチャを提案する。当研究は、マルチモーダルな知覚器を持った合理的エージェントの実現を目指している。

 


 

1E1-06 在宅健康管理対話システムのユーザインタフェイス

高橋 伸弥 (福岡大学 工学部)
森元 逞 (福岡大学 工学部)
鶴田 直之 (福岡大学 工学部)
前田 佐嘉志 (福岡大学 工学部)


5月29日(水)   自然言語理解   9:30-12:30 (E会場)

概要:
高齢者を対象とした在宅健康管理支援のための音声対話システムについて報告する。プランに基づく対話処理により、対話のスキップや割り込みなどの柔軟なユーザインタラクションを実現している。実験結果についても併せて報告する。

 


 

1E1-07 Conversational speech synthesis model for virtualized-egos

遠山 義洋 (東京大学大学院工学系研究科)
李 清 (東京大学大学院情報理工学系研究科)
西田 豊明 (東京大学大学院情報理工学系研究科)
黒橋 禎夫 (東京大学大学院情報理工学系研究科)


5月29日(水)   自然言語理解   9:30-12:30 (E会場)

概要:
A virtualized-ego is a conversational agent that represents a member of a community and can talk on behalf of real member. We present a conversational speech synthesis model for virtualized egos that can handle personal traits. The model consists of three components: prosody controlling, speaking style analyzing, and personal speech synthesizing. We show how speech sound with personal trait is created using this model. We also show the details of speech sound analysis to illustrate the relation between the discourse and prosodic features.

 


 

1E1-08 自然言語インタフェースによる分散協調システムの設計

菅 敏康 (東京理科大学 理工学部)
西山 裕之 (東京理科大学 理工学部)
溝口 文雄 (東京理科大学 理工学部)


5月29日(水)   自然言語理解   9:30-12:30 (E会場)

概要:
人間とロボットが共存するスマートオフィス環境において音声等の自然言語インタフェースを用いて,ネットワーク上に分散している情報家電や様々な知識情報を利用するための自然言語処理システムを構築する.

 


 

1E1-09 ECAとのマルチモーダルインタラクションにおける身体性の帰属

渡邊 桂子 (静岡大学大学院 情報学研究科)
竹内 勇剛 (静岡大学大学院 情報学研究科)


5月29日(水)   自然言語理解   9:30-12:30 (E会場)

概要:
本研究では、音声対話が可能で擬人的な外見を持つECAに着目し、ECAとの対面マルチモーダルインタラクションを観察することで、ユーザがECAに対話主体としての身体性を帰属させているかを検証した。

 



 

5月29日(水) 13:30-15:00 (A会場)

特別講演
AI in Search of the Origins of HI (Human Intelligence)
人の知能の起源を求める人工知能

講師 : Prof. dr Andre Wlodarczyk (UNIVERSITY Charles-de-Gaulle)
司会: 岡田 直之 (九工大)

ABSTRACT:
    Although the discovery procedure for research on unknown symbolic (=semiotic) systems is yet to be found, we present a general method aimed to demonstrate the existence of common structural features in the paintings and engravings of most French and Spanish Palaeolithic caves. We believe that this method is not specific to the European Palaeolithic Cave Art and might be applied to the other rock arts. Our approach should not be related to the decipherment of unknown writing systems. The following scientific fields and methods are discussed: 1. Structural semiotics (semantic oppositions, communication system), 2. Statistical Data Analysis (Factor Analysis and Clustering Algorithms), 3. Natural Language Processing (Language Parsing and Grammar Inference), 4. Knowledge Discovery from databases (Rough Set Approximation), 5. Statistical Comparative Approach (Comparison of palaeolithical rock art with ethnological data from Africa and Australia).

 

5月29日(水) 15:00-16:20 (A会場)

学習1

座長 : 津本 周作 (島根医大)

 

1A3-01 Boolean Kernel Classifier: Support Vector Machine を用いたブール関数の帰納学習

佐土原 健 (産業技術総合研究所)


5月29日(水)   学習1   15:00-16:20 (A会場)

概要:
ブーリアンカーネル関数と Support Vector Machine を用いたブール関数の帰納学習アルゴリズムを提案し、C4.5 等の既存の学習アルゴリズムに対して行なった、計算機実験による性能比較に関して報告する。

 


 

1A3-02 Graph-Based Inductionを用いたグラフ構造データに対する分類器の構築

ジアムサクン ワロドム (大阪大学産業科学研究所)
松田 喬 (大阪大学産業科学研究所)
元田 浩 (大阪大学産業科学研究所)
鷲尾 隆 (大阪大学産業科学研究所)
吉田 哲也 (大阪大学産業科学研究所)


5月29日(水)   学習1   15:00-16:20 (A会場)

概要:
グラフ構造データを対象に、分類に効果的な属性をGraph-Based Inductionによりオンラインで構築しながら分類器(決定木)を構築する学習手法を提案し、その有効性を検証する。

 


 

1A3-03 グラフ構造データからの連結多頻度グラフ抽出手法

猪口 明博 (日本アイビーエム(株) 東京基礎研究所)
鷲尾 隆 (大阪大学 産業科学研究所)
西村 芳男 (大阪大学 産業科学研究所)
元田 浩 (大阪大学 産業科学研究所)


5月29日(水)   学習1   15:00-16:20 (A会場)

概要:
Graph structured data mining is an important data mining problem with broad applications. It is a very difficult problem to solve in practical time because of a combinatorially explosive number of possible patterns and subgraph isomorphism which is known as NP-complete problem. We have proposed AGM algorithm in our previous work. It can efficiently extract all frequent patterns contained as induced subgraphs in a dataset of labeled graphs. However, AGM algorithm requires much computation time because frequent pattern mining problem and graph isomorphism are NP-complete problem and it drives not only connected graphs but also unconnected graphs. In this paper, we propose new method to extract only frequent connected graphs contained as subgraph or induced subgraph in graph dataset. It runs much faster than AGM algorithm and FSG which is recently proposed and can derive only connected subgraph.

 


 

1A3-04 決定木とブースティングに基づく異常値発見

渡辺 健志 (横浜国立大学大学院工学府物理情報工学専攻電気電子ネットワークコース)
鈴木 英之進 (横浜国立大学大学院工学府物理情報工学専攻電気電子ネットワークコース)


5月29日(水)   学習1   15:00-16:20 (A会場)

概要:
大規模データからの異常値発見問題に対して,可読性に優れた決定木と正答率が高いブースティングを用いた新しい手法を提案し,KDD CUP1999で用いられたネットワーク侵入データに適用して,その有用性を確認した.

 



 

5月29日(水) 15:00-16:20 (B会場)

基礎

座長 : 月本 洋 (電機大)

 

1B3-01 非決定情報システムにおける可能同値関係について

酒井 浩 (九州工業大学 工学部)


5月29日(水)   基礎   15:00-16:20 (B会場)

概要:
対象と属性の関係を表す表データ(決定情報システム)において,属性の集合ごとに決まる対象集合上の同値関係は分類という意味から重要な情報である.近年注目されているラフ集合理論の枠組みでもこの性質を利用している.ここでは,不完全な情報も扱う非決定情報システムにおける可能同値関係を効率よく抽出するための手続きを提案する.

 


 

1B3-02 2つの概念間に存在する論理関係の推定方式

坂田 光広 (同志社大学工学研究科)
東村 貴裕 (同志社大学工学研究科)
渡部 広一 (同志社大学工学研究科)
河岡 司 (同志社大学工学研究科)


5月29日(水)   基礎   15:00-16:20 (B会場)

概要:
語と語の間に存在する暗黙の論理関係は意味処理を行う上で重要となる.本稿では2語の概念間に存在する論理関係をノードに当たる語概念を関係付けている知識ベースを基に,シソーラス,概念ベースを利用して推定する手法を報告する.

 


 

1B3-03 概念の漢字表記特徴を用いた関連度計算方式

青田 正宏 (同志社大学工学研究科)
東村 貴裕 (同志社大学工学研究科)
渡部 広一 (同志社大学工学研究科)
河岡 司 (同志社大学工学研究科)


5月29日(水)   基礎   15:00-16:20 (B会場)

概要:
コンピュータに連想機能を持たせるため,漢字で表現された2概念間の関連の強さを,漢字のもつ意表文字としての特徴(偏,旁など)を利用して定量化する関連度計算方式を提案している.

 


 

1B3-04 論理命題の情報量について

森田 千絵 ((株)東芝 研究開発センター)


5月29日(水)   基礎   15:00-16:20 (B会場)

概要:
論理命題が持つ情報の量を提案し、その特徴や応用について発表する。具体的には、論理命題をベクトルで表現した論理ベクトルを用いて論理命題の情報量を定義し、命題の不確実性への適用を試みる。

 



 

5月29日(水) 15:00-16:20 (C会場)

ヒューマンインタフェース1

座長 : 山田 誠二 (国立情報学研究所)

 

1C3-01 学習者と共に成長する学習リソースに関する研究

平嶋 宗 (九州工業大学)
松下 正毅 (九州工業大学)
竹内 章 (九州工業大学)


5月29日(水)   ヒューマンインタフェース1   15:00-16:20 (C会場)

概要:
学習者が自分の得た情報や自分なりの理解を反映した構造を付加し,学習の進展と共に成長させていくことのできる学習リソースの実現を目指して,その枠組みと基盤技術について述べる.

 


 

1C3-02 学習場における知識の循環的マネージメントモデルに基づく協調学習環境 -知識の共有と再利用に関して-

香山 瑞恵 (専修大学ネットワーク情報学部)
岡本 敏雄 (電気通信大学大学院情報システム学研究科)


5月29日(水)   ヒューマンインタフェース1   15:00-16:20 (C会場)

概要:
本研究の目的は,e-Learning基盤における協調学習支援機能の実現にある.これまでに開発した協調学習環境は,学習場における知識の循環的マネージメントモデルに基づき設計されている.本稿では,本環境上での知識の共有化と再利用の仕組みに関して報告する.

キーワード: 協調学習支援

 


 

1C3-03 概念形成的購買の支援に効果的な情報提示法

森 幹彦 (東京大学 先端科学技術研究センター)
庄司 裕子 (東京大学 先端科学技術研究センター) (川村学園女子大学 教育学部 情報コミュニケーション学科)
堀 浩一 (東京大学 先端科学技術研究センター)


5月29日(水)   ヒューマンインタフェース1   15:00-16:20 (C会場)

概要:
要求やイメージが曖昧な購買においては、顧客は概念形成的な思考プロセスを経て意思決定を行う。実購買行動で優秀な店員は、この種の思考プロセスを効果的に支援している。本稿では、概念情報の可視化によってHCIで概念形成的購買を支援するための手法を紹介する。

 


 

1C3-04 概念形成的な購買のためのインタラクションデザイン

庄司 裕子 (東京大学大学院 先端科学技術研究センター) (川村学園女子大学)
森 幹彦 (東京大学大学院 先端科学技術研究センター)
堀 浩一 (東京大学大学院 先端科学技術研究センター)


5月29日(水)   ヒューマンインタフェース1   15:00-16:20 (C会場)

概要:
要求やイメージが曖昧な購買においては、顧客は概念形成的な思考プロセスを経て意思決定を行う。実購買行動で優秀な店員は、この種の思考プロセスを効果的に支援している。本稿ではオンライン購買実験を通して、HCIの工夫によっても同様の効果を実現しうることを主張する。

 



 

5月29日(水) 15:00-16:20 (E会場)

探索

座長 : 櫻井 彰人 (慶應大)

 

1E3-01 帰納論理プログラミングにおける効率的な仮説探索アルゴリズム

宝剱 悠 (東京理科大学 理工学部)
大和田 勇人 (東京理科大学 理工学部)


5月29日(水)   探索   15:00-16:20 (E会場)

概要:
帰納論理プログラミングシステムは、探索すべき仮説の数が指数オーダーであるため、学習速度が遅く大量データを効率良く処理することができない。そこで、仮説探索アルゴリズムの改良を目標とし、既存アルゴリズムとの比較も行う。

 


 

1E3-02 反復深化 A* 探索によるもっともらしいプログラムの効率的な生成

網代 育大 (早稲田大学理工学部情報学科)
上田 和紀 (早稲田大学理工学部情報学科)


5月29日(水)   探索   15:00-16:20 (E会場)

概要:
(並行)論理プログラムでは、変数のもっともらしい出現の仕方が存在する。我々の開発した Kima は、モード/型情報を手がかりに、生成と検査によって軽微な誤りに対する修正案を機械的に探索するが、もっともらしさに関する深さ漸増 A* 探索によって探索の大幅な効率化を実現している。

 


 

1E3-03 分散最大制約充足アルゴリズムの高速化

安藤 雅彦 (神奈川大学工学部電気電子情報工学科)
能登 正人 (神奈川大学工学部電気電子情報工学科)


5月29日(水)   探索   15:00-16:20 (E会場)

概要:
本研究では、制約充足問題の部分クラスである分散最大制約充足問題を高速に解くためのアルゴリズムを提案する。本手法は、近似解法の反復分散ブレイクアウト法と厳密解法の同期型分枝限定法を拡張しており、実験により本手法の有効性を示す。

 


 

1E3-04 変換不変性を用いた汎用検索手法の開発と実適用

足立 史宜 (大阪大学 産業科学研究所)
鷲尾 隆 (大阪大学 産業科学研究所)
元田 浩 (大阪大学 産業科学研究所)
花房 英光 (原子力安全システム研究所)


5月29日(水)   探索   15:00-16:20 (E会場)

概要:
特定の情報形式(文書や画像)にとらわれずに,検索可能な汎用エンジンの開発を行っている.現状までの成果とその実適用評価結果について報告する.

 



 

5月29日(水) 16:50-18:50 (A会場)

学習2

座長 : 鷲尾 隆 (阪大)

 

1A4-01 少販売数アイテムに着目した顧客 - グループ間類似度に基づく購買予測

山口 直記 (横浜国立大学大学院工学府物理情報工学専攻)
長浜 光俊 (横浜国立大学大学院工学府物理情報工学専攻)
鈴木 英之進 (横浜国立大学大学院工学府物理情報工学専攻)


5月29日(水)   学習2   16:50-18:50 (A会場)

概要:
アイテム購買予測問題において,情報検索で用いられるIDF値に基づき,少販売数アイテムに着目した新しい顧客 - グループ間類似度を提案し,実際の薬局データに適用してその有効性を確認した.

 


 

1A4-02 シーズ属性の拡張に基づく属性選択法の提案と評価

小森 麻央 (静岡大学大学院情報学部研究科)
阿部 秀尚 (静岡大学大学院情報学部研究科)
山口 高平 (静岡大学情報学部)


5月29日(水)   学習2   16:50-18:50 (A会場)

概要:
知識発見における重要なデータ前処理として「属性選択」があるが,フィルター法とラッパー法が代表的な方法である.本稿では,出現頻度に基づき,シーズとなる属性を選択・拡張する方法を提案し,従来法と比較して,その得失を評価する.

 


 

1A4-03 Graph-Based Induction による分類学習のための構造データからの属性構築

松田 喬 (大阪大学産業科学研究所)
吉田 哲也 (大阪大学産業科学研究所)
元田 浩 (大阪大学産業科学研究所)
鷲尾 隆 (大阪大学産業科学研究所)


5月29日(水)   学習2   16:50-18:50 (A会場)

概要:
Graph-Based Induction はグラフ構造から有用だと思われる部分構造を抽出するためのアルゴリズムである。この手法を用いて構造を有するデータから分類学習に有用であると思われる属性を構築し、その評価をする。

 


 

1A4-04 決定木生成における属性間の相関に強い属性選択基準

長谷川 友治 (名古屋工業大学大学院工学研究科)
松井 藤五郎 (名古屋工業大学大学院工学研究科)
犬塚 信博 (名古屋工業大学電子情報工学科)
世木 博久 (名古屋工業大学知能情報システム学科)


5月29日(水)   学習2   16:50-18:50 (A会場)

概要:
従来の決定木生成アルゴリズムでは、属性間の相関により決定木の性能が低下することがある。本論文では、属性間の相関による分類への影響を考慮した決定木生成における属性選択基準を提案する。また、実験によりその有効性を確認する。

キーワード: 決定木 属性選択

 


 

1A4-05 帰納論理プログラミングにおける数値データ処理法

神山 雅敬 (東京理科大学 理工学部)
大和田 勇人 (東京理科大学 理工学部)


5月29日(水)   学習2   16:50-18:50 (A会場)

概要:
帰納論理プログラミング(ILP)は基本的には記号処理による推論を行う枠組であるため、意味を持つ数値データの処理に有効に機能しない場合がある。そこで、我々はILPシステムに組み込むための数値データ処理システムを構築し、その有効性を示す。

 


 

1A4-06 帰納論理プログラミングにおけるコミッティ学習法とその精度評価

大谷 紀子 (東京理科大学理工学部経営工学科)
大和田 勇人 (東京理科大学理工学部経営工学科)


5月29日(水)   学習2   16:50-18:50 (A会場)

概要:
本研究ではコミッティ学習の新手法として共生進化に基づく帰納学習法を提案する.仮説空間から確率的に選択された仮説の変動性を利用し,複数仮説の投票で分類を行なう.実験の結果,本手法はバイアスを増加せずに精度を向上できることが示された.

 



 

5月29日(水) 16:50-19:10 (B会場)

近未来RCT

座長 : 矢入(江口) 郁子 (通信総合研)

 

1B4-01 高齢者・障害者の自立的移動を支援するRobotic Communication Terminals - 要素システムの開発

矢入(江口) 郁子 (通信総合研究所)
猪木 誠二 (通信総合研究所)


5月29日(水)   近未来RCT   16:50-19:10 (B会場)

概要:
人間にとって「移動」とは, 自立的かつ快適に生活するための手段として極めて基本的, かつ必要不可欠な行動である. しかし現在の社会環境下では, 視覚・聴覚・下肢駆動機能に障害を持つ高齢者・障害者の場合, 移動に不可欠な認知・駆動・情報入手の3つの要素行動に問題が生じるため, 自立的な移動が困難となっている. そこで筆者らは, 幅広い高齢者・障害者を対象に, 障害の種類, レベル, 障害歴の違い, 重複障害などの多様性を考慮に入れ, 認知・駆動・情報入手の3つの要素行動を補助する移動支援システム, Robotic Communication Terminalsの実現を目指し, 研究を行っている. 本発表では, 近未来チャレンジのテーマとしてのRCTの概要・目標を示し, RCTの社会およびAIへの貢献,筆者らのこれまでの成果および今後の展開を紹介する.

キーワード: RCT、 高齢者・障害者支援

 


 

1B4-02 移動の問題点からみた高齢者・障害者の多様性の検討

村井 佐知子 (株式会社UFJ総合研究所)
矢入(江口) 郁子 (独立行政法人通信総合研究所)
五味 崇 (株式会社UFJ総合研究所)
柏野 聡彦 (株式会社UFJ総合研究所)
猪木 誠二 (独立行政法人通信総合研究所)


5月29日(水)   近未来RCT   16:50-19:10 (B会場)

概要:
高齢者・障害者をはじめとするすべての人が快適かつ安全に移動できるシステム、””RCT(Robotic Communication Terminals)””では、身体特性に制限されずに利用可能な個人用端末の開発をめざしている。そのためには、ユーザーの身体特性等の多様性を把握し、その特性を踏まえた端末のデザイン、支援タスクの実現が不可欠である。本調査では、高齢者・障害者に対するアンケート調査を企画、実施し、3,000件を超える回答をもとに、ユーザーの多様性を検討した。

キーワード: RCT

 


 

1B4-03 個々の身体状況に応じた高齢者・障害者移動支援GIS

吉岡 裕 (株式会社 ティージー情報ネットワーク)
矢入(江口) 郁子 (独立行政法人 通信総合研究所)
猪木 誠二 (独立行政法人 通信総合研究所)
谷口 健志郎 (株式会社 ティージー情報ネットワーク)


5月29日(水)   近未来RCT   16:50-19:10 (B会場)

概要:
高齢者・障害者の移動支援については、バリア・バリアフリー情報を提供する支援が重要である。しかし、バリア・バリアフリーの定義は、各ユーザの身体状況に依存していることを考慮するとバリア・バリアフリー判定に必要な段差・交通量などの属性を蓄積した歩道ネットワークDBが必要と考えられる。昨年度は、小金井市の歩道について、調査を行い、条件に応じた歩道状況などを表示するシステムを開発したが、今年度は、車椅子の方向け、盲人の方向けなど個々の身体状況に応じた最適経路検索の開発を行った。今回、この概要を紹介するとともに、他RCT要素であるユーザ搭乗型移動システム、環境システムとの連動実験を行った様子も紹介する。

 


 

1B4-04 無電源小型通信端末を用いた位置に基づく情報支援システム

西村 拓一 (産業技術総合研究所)
伊藤 日出男 (産業技術総合研究所)
山本 吉伸 (産業技術総合研究所)
中島 秀之 (産業技術総合研究所) (北陸先端科学技術大学院大学)


5月29日(水)   近未来RCT   16:50-19:10 (B会場)

概要:
環境やユーザが提供するエネルギーのみで,環境側の装置およびユーザとの情報の送受信を実現する小型通信端末(Compact Battery-less Information Terminal: CoBIT)を用いた位置に基づく情報支援システムを提案する.本環境側システムでは,端末の位置・方向計測,端末固有情報の読み書き,端末からの情報送受信,環境中のオブジェクトの認識や他の装置との情報の送受信を行うことで,状況依存情報提供を実現する.本稿では,音の情報をダウンロードし,数種の合図をアップロードできるCoBITを紹介する.環境側の装置は,端末の位置を推定しビーム光を送出するため,端末ごとに個別の情報支援が可能である.

キーワード: RCT

 


 

1B4-05 歩行者支援のための24時間対応一般道路監視システム

香山 健太郎 (独立行政法人 通信総合研究所)
吉水 宏 (三菱電機エンジニアリング)
矢入(江口) 郁子 (独立行政法人 通信総合研究所)
猪木 誠二 (独立行政法人 通信総合研究所)


5月29日(水)   近未来RCT   16:50-19:10 (B会場)

概要:
本発表では、歩行者の移動支援のため、一般道路を監視し道路状況データを提供するシステムの、昨年からの改良・追加部分について述べる。まず、動物体抽出・追跡部分において、晴天・曇天・薄暮・夜間の4種類の環境条件に対応したアルゴリズムを用意し、それらを環境の変化に応じて自動的に変更できるようにした。また、追跡部分においては、動物体検出の段階でオクルージョンや複数物体の融合・単一物体の分裂が起こる問題に対して、各物体の移動履歴と各瞬間の抽出物体とのシンボリックな対応探索によってもっともらしい認識結果に修正する処理を採用した。そして、これらの処理によって、24時間を通じて動作できるシステムを作成した。

キーワード: RCT, 動画像処理

 


 

1B4-06 複数カメラの協調動作によるビデオ監視システム(VSAM)

藤吉 弘亘 (中部大学工学部情報工学科)
金出 武雄 (カーネギーメロン大学ロボット工学研究所)


5月29日(水)   近未来RCT   16:50-19:10 (B会場)

概要:
米国カーネギーメロン大学(CMU)で行われたビデオ監視システムのプロジェクトVSAM(Video Surveillance and Monitoring)は,複数カメラの協調動作による屋外監視を実現している.カメラセンサは,動画像理解技術により屋外映像から物体の検出・追跡・識別を行い, ネットワークを介して物体情報を監視センタに送信する.各カメラセンサからの情報はマップ型GUI上に表示され,これによりユーザ(監視者)は人や自動車等の移動状況を実時間でモニタすることが可能となる.複数のカメラセンサは協調して動作するため、一台のカメラでは許容できない広範囲における特定物体の移動軌跡を知ることができる.本発表では,VSAMプロジェクトの概要について述べる.

キーワード: RCT

 



 

5月29日(水) 16:50-18:50 (C会場)

ヒューマンインタフェース2

座長 : 山田 誠二 (国立情報学研究所)

 

1C4-01 ユーザの行動パターンに基づくブラウジングのナビゲーション

梛野 憲克 (東京工業大学大学院 総合理工学研究科 知能システム科学専攻)
山田 誠二 (国立情報学研究所)


5月29日(水)   ヒューマンインタフェース2   16:50-18:50 (C会場)

概要:
ユーザのブラウジングの履歴を元に,取得されるであろうWebページを推測し,そのWebページを視覚的に分類するインタフェースを通してブラウジングのナビゲーションを行う方法を提案する.

キーワード: ブラウジングナビゲーション

 


 

1C4-02 協調的Webブラウジングのためのインターフェイス

坂本 竜基 (北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科)
國藤 進 (北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科)


5月29日(水)   ヒューマンインタフェース2   16:50-18:50 (C会場)

概要:
本稿では,同期的に複数人でおこなうWebブラウジングを支援するインターフェイスについて述べる.このインターフェイスは,既存の研究では扱えなかったブラウジング履歴の視覚化物と,Web構造の視覚化物の動的な同時提供とその共有化を実現する.

 


 

1C4-03 高齢者向け知的ビークル(ICW:Intelligent City Walker)の運転評価実験

田中 均 (独立行政法人 通信総合研究所) (株式会社OA研究所)
矢入(江口) 郁子 (独立行政法人 通信総合研究所)
永合 宣明 (独立行政法人 通信総合研究所) (株式会社OA研究所)
南山 智之 (独立行政法人 通信総合研究所) (株式会社OA研究所)
猪木 誠二 (独立行政法人 通信総合研究所)


5月29日(水)   ヒューマンインタフェース2   16:50-18:50 (C会場)

概要:
筆者らは高齢者の移動を支援する知的ビークルの開発を行っている。本稿では有効かつ快適な運転補助機能の実装を目指し、障害物の自動回避について高齢者による評価実験を行ったので報告する。

キーワード: 知的制御システム、社会・交通システム、高齢者、 RCT

 


 

1C4-04 情報ネットワークツールを評価する - 標準化尺度作成の試み

山下 耕二 (通信総合研究所西田プロジェクト)
松村 憲一 (通信総合研究所西田プロジェクト) (大阪大学大学院人間科学研究科)
畦地 真太郎 (北海道東海大学国際文化学部)
西田 豊明 (通信総合研究所西田プロジェクト) (東京大学大学院情報理工学系研究科)


5月29日(水)   ヒューマンインタフェース2   16:50-18:50 (C会場)

概要:
情報ネットワークツールの評価手法として,心理学的尺度構成法に基づき,標準化された尺度を提案し,現在,開発中のパブリック・チャンネル・オピニオン (POC)の評価過程で試行している尺度構成について報告する.

キーワード: ツール評価,POC

 


 

1C4-05 ネットワークコミュニティへの参加がメンバーに与える心理的効果について-POCとBBSの比較を通じて-

松村 憲一 (CRL けいはんな情報通信融合研究センター 西田結集型特別グループ) (大阪大学大学院人間科学研究科)
畦地 慎太郎 (北海道東海大学)
山下 耕二 (CRL けいはんな情報通信融合研究センター 西田結集型特別グループ)
福原 知宏 (CRL けいはんな情報通信融合研究センター 西田結集型特別グループ)


5月29日(水)   ヒューマンインタフェース2   16:50-18:50 (C会場)

概要:
本研究では,BBSとの比較を通して実施されたPOCの評価実験について報告する.POCの評価過程で尺度化が進められている評価尺度を用い,POCとBBSの利用がコミュニティメンバーに与える心理的効果について論じる.

キーワード: ツール評価,POC

 


 

1C4-06 Harmonic Artifacts(HARMONICAR)-人間に同調して振舞う人工物-

寺田 和憲 (通信総合研究所)
西田 豊明 (東京大学)


5月29日(水)   ヒューマンインタフェース2   16:50-18:50 (C会場)

概要:
本稿では,人間との身体を通じた協調的過程によって機能を顕在化する人工物Harmonic Artifacts(HARMONICAR)を提案する.機能を顕在化させるための身体的コミュニケーションはActive Affordanceによって実現される.

 



 

5月29日(水) 16:50-18:50 (D会場)

設計システム

座長 : 瀧 寛和 (和歌山大)

 

1D4-01 組込みプログラムの自動生成に関する研究―制御構造の論理表現と処理

山内 平行 (前橋工科大学)
大須賀 節雄 (早稲田大学大学院理工学研究科)


5月29日(水)   設計システム   16:50-18:50 (D会場)

概要:
本論文は制御系設計を「行為対を作ること」と定義し、与えられた行為対集合(グラフを形成)の論理表現、行為対集合から推論による候補制御構造の導出、候補制御構造からのプログラム自動合成用データの生成に関する。

 


 

1D4-02 組込みプログラムの自動生成に関する研究〜問題へのアプローチ

千種 俊輔 (トヨタ自動車株式会社)
会田 拓己 (早稲田大学理工学部理工学研究科)
大須賀 節雄 (早稲田大学大学院理工学研究科)


5月29日(水)   設計システム   16:50-18:50 (D会場)

概要:
本論文は設計対象―例えば自動車のエンジンを対象に組み込まれる制御コンピュータのプログラムの自動生成に関する。プログラム設計は制御系設計そのものである。今日、組み込みプログラムの範囲と規模が増大すると共に、対象設計と切り離してプログラム開発が行われ、それには制御系設計の結果をプログラム仕様に変換することが必要になるが、この間に対象分野の言語・知識・方式から情報分野の言語・知識・方式への大きなセマンテイック・ギャップがあり、この部分に大きな困難が生じている。これには両分野に精通している人材が必要であるが、そのような人材の確保が困難なためである。これを解決する一つの方法として、制御系設計以後は人間が関わらずにプログラムが自動生成される方式を試みる。

 


 

1D4-04 自動プログラム生成におけるユーザー領域知識の表現と利用

会田 拓己 (早稲田大学理工学部情報学科)
千種 俊輔 (トヨタ自動車株式会社)
大須賀 節雄 (早稲田大学大学院理工学研究科)


5月29日(水)   設計システム   16:50-18:50 (D会場)

概要:
アプリケーション領域のユーザーがコンピュータ技術者の力を借りることなくソフトウェアを開発するための手法として、領域知識の機能的側面からの記述方法とプログラム構造の自動構成とコード化

 


 

1D4-05 設計者を取り込んだ設計支援システムの試み

田中 克明 (早稲田大学大学院理工学研究科)
大須賀 節雄 (早稲田大学大学院理工学研究科)


5月29日(水)   設計システム   16:50-18:50 (D会場)

概要:
本論文は、設計者を設計過程のなかに取り込みながら、設計対象の構造に応じてサブシステムを設定する、設計支援システムについて述べる。

 


 

1D4-06 ユーザ情報に基づく意味フィルタの設計方法に関する検討

根路銘 もえ子 (通信・放送機構 沖縄リサーチセンター)
屋比久 友秀 (通信・放送機構 沖縄リサーチセンター)
松田 善臣 (通信・放送機構 沖縄リサーチセンター) (琉球大学 情報工学科)
姜 東植 (通信・放送機構 沖縄リサーチセンター) (琉球大学 情報工学科)
宮城 隼夫 (通信・放送機構 沖縄リサーチセンター) (琉球大学 情報工学科)
翁長 健治 (通信・放送機構 沖縄リサーチセンター)


5月29日(水)   設計システム   16:50-18:50 (D会場)

概要:
地理情報システムにおいて,ユーザの要求に応じた空間データの配信は重要な課題の1つである.そこで本研究では,ユーザ情報を用いて空間データの重要度を適応的に決定することが可能な空間データ配信システムを構築する.

 



 

5月29日(水) 16:50-18:50 (E会場)

自然言語情報検索

座長 : 西田 豊明 (東大)

 

1E4-01 メッセージの知的集約方式

西室 洋介 (東京大学大学院情報理工学系研究科)
鎌田 健一 (東京大学工学部)
成松 深 (東京大学工学部)
黒橋 禎夫 (東京大学大学院情報理工学系研究科)
西田 豊明 (東京大学大学院情報理工学系研究科)


5月29日(水)   自然言語情報検索   16:50-18:50 (E会場)

概要:
掲示板等に投稿されたメッセージ群において、メッセージの主題部分の判断やメッセージ同士の関連の発見を基にしてメッセージ群を集約するシステムを提案する。これにより情報抽出の簡易化、新たなメッセージの誘発を行う。

 


 

1E4-02 文末表現と内容語に着目した問合せメール分析

小林 竜己 (株式会社CSK 情報システム本部)


5月29日(水)   自然言語情報検索   16:50-18:50 (E会場)

概要:
提案するシステムは、類似概念に属する文集合から、形態素の出現頻度に基づき自動抽出した文末表現と内容語の二種類の特徴パターンを用いて、コールセンター等における問合せメールを分析する。

キーワード: 文書分析、テキストマイニング

 


 

1E4-03 双対的クラスタリングによる情報空間のモデル化

相澤 彰子 (国立情報学研究所)


5月29日(水)   自然言語情報検索   16:50-18:50 (E会場)

概要:
多数の比較的小さなクラスタ集合で情報空間をモデル化し、検索しやすい形で表現・保持するための手法について、基本的なアイディアを報告する。具体的には、(1)キーワードと文書など相互に関係しあう複数の構成要素を同時にクラスタリングするための理論的な枠組み、(2)クラスタを動的に発見するためのサンプリング戦略、の2つについて述べる。

 


 

1E4-04 印象に基づく楽曲検索のための音楽作品データベース構築システム

熊本 忠彦 (独立行政法人 通信総合研究所 けいはんな情報通信融合研究センター)
太田 公子 (独立行政法人 通信総合研究所 けいはんな情報通信融合研究センター)


5月29日(水)   自然言語情報検索   16:50-18:50 (E会場)

概要:
「明るくて楽しい曲は?」といった自然言語による楽曲検索を可能にするためには、検索対象となる曲にその曲の印象値を割り振っておく必要がある。本発表では標準MIDIファイル形式の曲に印象値を割り振る手法を提案する。

 


 

1E4-05 自己相関性に基づくWebページラッパー作成アルゴリズムについて

大囿 忠親 (名古屋工業大学 知能情報システム学科)
新谷 虎松 (名古屋工業大学 知能情報システム学科)


5月29日(水)   自然言語情報検索   16:50-18:50 (E会場)

概要:
従来の木構造に基づくWebページラッパー作成アルゴリズムは,繰り返しを含むWebページ(リストなど)をうまく扱えないと言う欠点があった.本研究では,繰り返しを含むWebページの自己相関性に着目し,繰り返し構造に対応したラッパーを生成可能なアルゴリズムを実現した.

 


 

1E4-06 知識共有支援システムPapitsにおける論文検索支援について

藤巻 伸洋 (名古屋工業大学大学院 工学研究科)
大囿 忠親 (名古屋工業大学 知能情報システム学科)
新谷 虎松 (名古屋工業大学 知能情報システム学科)


5月29日(水)   自然言語情報検索   16:50-18:50 (E会場)

概要:
知識共有における知識検索において,背景知識を蓄えた知識ベースの利用が有効である.本研究では,背景知識に検索事例を利用し,利用者に応じた検索を行う機構を,知識共有支援システムPapitsに実装する.

 



 

5月30日(木) 9:30-11:30 (A会場)

パネル:強化学習
強化学習の諸相とその展望「情報科学の新たな異分野交流を目指して」

司会 : 山川 宏 (富士通研究所)

詳細内容

 

2A1-01 パネルディスカッション:強化学習の諸相とその展望 情報科学の新たな異分野交流を目指して

山川 宏 ((株)富士通研究所)


5月30日(木)   パネル:強化学習
強化学習の諸相とその展望「情報科学の新たな異分野交流を目指して」   9:30-11:30 (A会場)

 


 

2A1-02 認知モデルとしての強化学習

岡田 浩之 (東海大学理学部情報数理学科)


5月30日(木)   パネル:強化学習
強化学習の諸相とその展望「情報科学の新たな異分野交流を目指して」   9:30-11:30 (A会場)

 


 

2A1-03 人工知能分野における強化学習研究の広がり

山口 智浩 (奈良工業高等専門学校 情報工学科)


5月30日(木)   パネル:強化学習
強化学習の諸相とその展望「情報科学の新たな異分野交流を目指して」   9:30-11:30 (A会場)

 


 

2A1-04 計算神経科学における強化学習「神経修飾物質系のメタ学習仮説」

銅谷 賢治 (ATR人間情報科学研究所) (科学技術振興事業団 CREST)


5月30日(木)   パネル:強化学習
強化学習の諸相とその展望「情報科学の新たな異分野交流を目指して」   9:30-11:30 (A会場)

 


 

2A1-05 強化学習とロボットの知能-あめとむちで知能は作れるか?-

柴田 克成 (大分大学工学部電気電子工学科)


5月30日(木)   パネル:強化学習
強化学習の諸相とその展望「情報科学の新たな異分野交流を目指して」   9:30-11:30 (A会場)

 



 

5月30日(木) 9:30-11:30 (B会場)

近未来:危機

 

2B1-01 災害救助シミュレータ実況システム第0版

松原 仁 (公立はこだて未来大学)
田中 久美子 (東京大学)
FRANK IAN (公立はこだて未来大学)
田所 諭 (神戸大学)
中西 智也 (神戸大学)
田中 莞爾 (公立はこだて未来大学)


5月30日(木)   近未来:危機   9:30-11:30 (B会場)

概要:
昨年の全国大会で近未来のニューチャレンジとして,災害救助シミュレータ(実際にはRoboCup Rescue Simulation Projectのシミュレータ)の挙動をリアルタイムで自動的に実況するシステムを作成することを提案した.災害救助の場面では被災者,救助者,救助責任者,第三者などさまざまなエージェントが存在するので5年後の目標としてはどのエージェントを対象とするかで実況の内容を適切に変更する

キーワード: 危機管理シミュレーション

 


 

2B1-02 FreeWalk V4: 社会的エージェントのためのインタラクションプラットフォーム

伊藤 英明 (京都大学社会情報学)
福本 理人 (科学技術振興事業団)
中西 英之 (京都大学社会情報学)
石田 亨 (京都大学社会情報学)


5月30日(木)   近未来:危機   9:30-11:30 (B会場)

概要:
京都大学石田研究室が開発中のFreeWalk V4により,3次元仮想空間内において人間が操作するアバターと社会的エージェントとの共同作業が可能となる.各アバターはインターネットを通じて操作し,エージェントの行動はQ言語を使用して記述することにより,100人のアバターと1000体のエージェントを同時に動かすことを可能とする予定である.本稿ではFreeWalkとQ実装系との結合に際し行った開発,及び現時点におけるQを使用したエージェント制御の成果について報告する.また,Qのシナリオ記述の一部をGUI化することによりシナリオ記述者の負担を軽減させるツールについて紹介する.

キーワード: 危機管理シミュレーション

 


 

2B1-03 災害シミュレーションのおける一般市民シミュレーションのための行動記述の提案と実装

篠田 孝祐 (北陸先端大) (産総研)
野田 五十樹 (産総研) (科技団) (さきがけ研究21)
太田 正幸 (産総研)


5月30日(木)   近未来:危機   9:30-11:30 (B会場)

概要:
RoboCupRescue における災害シミュレーションでは,エージェントの大多数を占める一般市民のシミュレーションを行なうことは重要であり,その振舞いをいかに記述するかは大きな問題である.本研究では,災害時を含めた一般市民の振る舞いとそのシミュレーションに適切な問題解決器について考察した.また,それをもとに複数の行動目標を同時に評価することで複数シナリオを並列に消化することを可能とする問題解決器PS^2とその行動ルール記述 Posit を提案する.そして,提案したモデルをRoboCupRescueシミュレータ上の市民エージェントの実装について述べる.

キーワード: 危機管理シミュレーション,マルチエージェントシミュレーション

 


 

2B1-04 マルチエージェントシステムによる避難シミュレーション

南 一久 (京都大学大学院情報学研究科)
村上 陽平 (京都大学大学院情報学研究科)
河添 智幸 (京都大学大学院情報学研究科)
石田 亨 (京都大学大学院情報学研究科)


5月30日(木)   近未来:危機   9:30-11:30 (B会場)

概要:
従来の避難シミュレータは社会的インタラクションを反映していなかった。そこで、全ての避難者エージェントに対してインタラクション記述を行った。今回記述したモデルは、実空間上で行われた避難誘導実験を利用した。この実験は2つの誘導法の有効性を比較したものである。そして、このインタラクション記述を動作させることができる避難誘導シミュレータを作成した。シミュレーションを行った結果、実空間上の実験結果を仮想空間上でも再現することが可能となった。

キーワード: 危機管理シミュレーション,マルチエージェントシミュレーション

 


 

2B1-05 RoboCupRescueを利用した緊急対応時の意思決定支援方式の評価

桑田 喜隆 (NTTデータ)
野田 五十樹 (産総研/北陸先端大/科技団さきがけ研究21)
太田 正幸 (産総研)
伊藤 暢浩 (名工大)
篠田 孝祐 (北陸先端大/産総研)
松野 文俊 (東工大)


5月30日(木)   近未来:危機   9:30-11:30 (B会場)

概要:
災害対応等の緊急時の意思決定は人間が中心的な役割を担うため,人間を含めた意思決定支援方式の評価は非常に重要である.本稿では,災害現場の意思決定を例に取り上げ,意思決定支援システムの妥当性を実験的に評価する方法を提案する.これまで,RoboCupRescueプロジェクトでは専門家エージェントをプログラムすることで,災害対応計画の妥当性を検証する手法がとられてきた.これに対して,既存のRoboCupRescueシミュレータ上で,意思決定者である被験者がエージェントにリアルタイムに指示を出し,シミュレーション結果を評価することで,人間を含めたシステム全体の評価を行う手法を提案する.

キーワード: 「サバイバル・オブ・チャレンジ」

 



 

5月30日(木) 9:30-11:30 (C会場)

オントロジーと知識獲得

座長 : 溝口 理一郎 (阪大)

 

2C1-01 オントロジーを利用した学習者コミュニティ形成支援

肥塚 八尋 (静岡大学大学院情報学研究科)
和泉 憲明 (静岡大学情報学部)
山口 高平 (静岡大学情報学部)


5月30日(木)   オントロジーと知識獲得   9:30-11:30 (C会場)

概要:
本稿ではオンライン環境における学習者コミュニティ形成の支援法を提案する.ここでは,入力疑問からメタデータを抽出し,オントロジーを利用して関連コミュニティを提示することにより,学習者が積極的に自学自習できる環境の構築を目指す.

 


 

2C1-02 動態に関わる副詞のオントロジー

田島 敬士 (東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻)
黒橋 禎夫 (東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻)
西田 豊明 (東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻)


5月30日(木)   オントロジーと知識獲得   9:30-11:30 (C会場)

概要:
計算機で副詞を扱えるようにすることが目的である。そこで「主体の動きと副詞を対応付けた隠れマルコフモデル」と「話者の主観」を結びつけた副詞のオントロジーを考案する。そしてオントロジーを利用した副詞認識システムを作成、評価した。

 


 

2C1-03 個人タスク支援のためのエージェントリポジトリの開発

上野 真由美 (静岡大学大学院情報学研究科)
不知 俊洋 (静岡大学情報学部)
和泉 憲明 (静岡大学情報学部) (産業技術総合研究所)
山口 高平 (静岡大学情報学部)


5月30日(木)   オントロジーと知識獲得   9:30-11:30 (C会場)

概要:
ユーザタスクの支援エージェントは,要求仕様の変化に対する開発コストが問題となる.本稿では,タスクパターンをリポジトリ化することにより,実装部品の再利用性を高めることを目指す.献立提案を例として評価を行った.

 


 

2C1-04 柔軟な知識ベースシステム構築を目指すDescription Length-based RDR法の人工データによるシミュレーション

和田 卓也 (大阪大学産業科学研究所)
吉田 哲也 (大阪大学産業科学研究所)
元田 浩 (大阪大学産業科学研究所)
鷲尾 隆 (大阪大学産業科学研究所)


5月30日(木)   オントロジーと知識獲得   9:30-11:30 (C会場)

概要:
知識獲得手法の一つであるRDR法に最小記述長原理の概念を取り入れ,問題環境の変化や知識獲得と帰納学習の統合化に取り組んでいる.今回は提案手法による現実的なシステム構築のシミュレーション結果を報告する.

 


 

2C1-05 近傍事例のクラス情報のみを利用したRDR知識ベース構築のための事例生成手法と評価

藤原 啓成 (大阪大学産業科学研究所)
吉田 哲也 (大阪大学産業科学研究所)
元田 浩 (大阪大学産業科学研究所)
鷲尾 隆 (大阪大学産業科学研究所)


5月30日(木)   オントロジーと知識獲得   9:30-11:30 (C会場)

概要:
RDR法とは、専門家に1)事例のクラス判断 と2)重要属性選択 のタスクを課し、効率的に知識獲得を行う手法である。タスク1)を通じて得られたクラス情報のみから従来のRDR法と同程度の知識ベースを構築するために、近傍事例と呼ばれる事例の生成手法を提案し、評価する。

 


 

2C1-06 ネットワーク上を移動しながら知恵を授かるモバイルエージェント

川上 渉 (新潟大学大学院自然科学研究科)
梅田 勇一 (新潟大学大学院自然科学研究科)
沢村 一 (新潟大学工学部情報工学科)


5月30日(木)   オントロジーと知識獲得   9:30-11:30 (C会場)

概要:
私達は,これまで議論するエージェントシステムを提案してきた.本論文では,移動して情報を探し回る人間の高度な知的活動を長所を活かすため,ネットワーク上を移動しながら知恵を授かるモバイルエージェントを試作した。

 



 

5月30日(木) 9:30-11:30 (D会場)

マルチモーダルインタフェースとメディア統合

座長 : 荒木 雅弘 (京都工芸繊維大)

 

2D1-01 拡張性の高いマルチモーダル対話記述言語XISL

桂田 浩一 (豊橋技術科学大学 大学院工学研究科)
中村 有作 (豊橋技術科学大学 大学院工学研究科)
小林 聡 (豊橋技術科学大学 工学部)
山田 博文 (豊橋技術科学大学 工学部)
新田 恒雄 (豊橋技術科学大学 大学院工学研究科)


5月30日(木)   マルチモーダルインタフェースとメディア統合   9:30-11:30 (D会場)

概要:
マルチモーダル対話(MMI)記述言語XISLを提案する.XISLは利用モダリティを拡張できる自由度を持った言語であり,MMIによるシームレスなWebアクセスの実現を目指している.本報告ではXISLの概要と,その記述例を示す.

 


 

2D1-02 マルチメディア情報からマルチモーダル対話システムへの変換手法の開発

秋田 祥史 (京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科 電子情報工学専攻)
植田 喜代志 (京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科 電子情報工学専攻)
荒木 雅弘 (京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科 電子情報工学専攻)
西本 卓也 (京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科 電子情報工学専攻)
新美 康永 (京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科 電子情報工学専攻)


5月30日(木)   マルチモーダルインタフェースとメディア統合   9:30-11:30 (D会場)

概要:
本研究ではマルチメディア情報の記述された情報コンテンツを半自動的にマルチモーダル対話システムへ変換する手法を開発する.この手法によって,開発者はコンテンツであるXMLから自動変換されたVoiceXMLに簡単な手修正を加えるだけでマルチモーダル対話システムを作成することが可能になる.

キーワード: VoiceXML,マルチモーダル対話システム,

 


 

2D1-03 マルチモーダルナレッジをオンデマンドで配信するMKIDSシステムの開発

鈴木 優 ((株)東芝 研究開発センター)
岐津 俊樹 ((株)東芝 セミコンダクター社)
宮澤 隆幸 ((株)東芝 研究開発センター)
浦田 耕二 ((株)東芝 研究開発センター)
網 淳子 ((株)東芝 研究開発センター)
竹林 洋一 (静岡大学情報学部)


5月30日(木)   マルチモーダルインタフェースとメディア統合   9:30-11:30 (D会場)

概要:
映像などストリームメディアに自然言語で記述された知識を関連付けたマルチモーダルナレッジに、音声などの手段でオンデマンドにアクセスできるMKIDSシステムを開発した。マルチモーダルナレッジは専用のオーサリングツールで作成され、MPEG7で記述される。

 


 

2D1-04 Intelligent support for the creation of interactive contents

アヌチキッティクン ブリン (東大情報理工学系研究科)
西田 豊明 (東大情報理工学系研究科)
黒橋 禎夫 (東大情報理工学系研究科)


5月30日(木)   マルチモーダルインタフェースとメディア統合   9:30-11:30 (D会場)

概要:
Intelligent support for the creation of interactive contentsBurin Anuchitkittikul, Sadao Kurohashi, and Toyoaki Nishida This paper describes a system that can create interactive video contents intelligently. The system will allow the users to obtain a coherent video stream from the video archives. In this paper, we focus on the annotation system, the synthesize algorithm for the sequence of the contents and the tagging system. We describe major features of the tagging system and an algorithm that make use of natural language processing technology to retrieve video clips and arrange them into a coherent video stream.

 


 

2D1-05 スマートオフィスにおけるマルチメディア統合を実現するコンポーネント間協調プロトコル

嶺 行伸 (東京理科大学)
西山 裕之 (東京理科大学)
溝口 文雄 (東京理科大学)


5月30日(木)   マルチモーダルインタフェースとメディア統合   9:30-11:30 (D会場)

概要:
PC、カメラ、マイク、人感センサー等の機器を多数配置したスマートオフィスにおいて、各機器が提供するメディアを動的に統合するには、各機器をコンポーネントとし、ネットワークを介したコンポーネント間の協調を実現するプロトコルが必要である。本論文では、機器制御や映像・音声のリアルタイム配信、イベント処理を実現するプロトコルを提案し、実際の機器を用いて、スマートオフィスにおけるグループウェアの実装、評価を行う。

 


 

2D1-06 人と人工物の共生を実現するためのインタラクション・コーパス

角 康之 (ATRメディア情報科学研究所)
間瀬 健二 (ATRメディア情報科学研究所)
萩田 紀博 (ATRメディア情報科学研究所)


5月30日(木)   マルチモーダルインタフェースとメディア統合   9:30-11:30 (D会場)

概要:
人と人工物の共生を可能にする知的なメディアを実現するための情報インフラとして、人と人工物や環境、または人同士がインタラクションする際のデータ(画像、音声、生理情報など)をコーパスとして蓄え、利用する情報技術に関する研究構想を紹介する。

キーワード: インタラクション

 



 

5月30日(木) 11:00-15:00 (E会場)

ロボット展示1


 

5月30日(木) 11:30-13:30 (F会場)

ディジタルポスタ1

 

2F2-01 Common Belief Retrieval for Talking Agent Based on Primitive WWW Search

Rafal Rzepkal (北海道大学工学部)
荒木 健治 (北海道大学工学部)
栃内 香次 (北海道大学工学部)


5月30日(木)   ディジタルポスタ1   11:30-13:30 (F会場)

概要:
In our project (GENTA - GENeral belief reTrieving Agent), we try to find the algorithms for realizing an assumption that resources connected in the Internet are keeping information as brain cells - some of them are never being used but number of the same inputs is crucial for our knowledge and opinions. Therefore we proposed a method of general knowledge retrieval (common beliefs as the sun is hot") by using searching and statistics techniques."

 


 

2F2-02 AprioriアルゴリズムによるWebページ閲覧者の行動予測

岩本 善暁 (東京工芸大学 工学部 電子工学科)
高橋 武寿 (東京工芸大学 工学部 電子工学科)
高井 秀人 (東京工芸大学 工学部 電子工学科)
上里 福美 (東京工芸大学 工学部 電子工学科)


5月30日(木)   ディジタルポスタ1   11:30-13:30 (F会場)

概要:
WEBページにおける情報提供を効果的に行うために利用者が次に閲覧するページを学習し、予測・推薦することで利用者への情報提供を円滑に行う方法論を提案する。

 


 

2F2-03 頻出および最適パターン発見に基づく半構造データマイニング

浅井 達哉 (九州大学大学院システム情報科学府・研究院)
安部 賢治 (九州大学大学院システム情報科学府・研究院)
川副 真治 (九州大学大学院システム情報科学府・研究院)
坂本 比呂志 (九州大学大学院システム情報科学府・研究院)
有村 博紀 (九州大学大学院システム情報科学府・研究院) (さきがけ研究21)
有川 節夫 (九州大学大学院システム情報科学府・研究院)


5月30日(木)   ディジタルポスタ1   11:30-13:30 (F会場)

概要:
本ポスターでは,我々が開発した高速な最適順序木パターン発見アルゴリズムを紹介する.さらに,実際のウェブデータを用いてデモを行う.

 


 

2F2-04 特定タイプの画像に対する汎用ラティスコードブックの洗練化手法

大久保 好章 (北海道大学 大学院工学研究科 電子情報工学専攻)
Li Xiaobo (Dept.of Computing Science, University of Alberta)


5月30日(木)   ディジタルポスタ1   11:30-13:30 (F会場)

概要:
本研究では,画像圧縮における量子化コードブックの学習問題について考察する.特に,汎用のラティスコードブックを,ある特定タイプの画像に対してより有効に機能するものへ洗練化する手法を提案する.

 


 

2F2-05 モーションアナロジーに基づくアニメーションの同化動作生成手法

本林 正裕 (北海道大学大学院工)
原口 誠 (北海道大学大学院工)


5月30日(木)   ディジタルポスタ1   11:30-13:30 (F会場)

概要:
アニメーションにおいて、動作類推原理によりエージェントの動作を既存の動作に同化させ生成する手法について考察する。特に、コスト関数に基づく類推・探索によりエージェントにとって最適な同化動作を生成する手法を提案する。

 


 

2F2-06 既存の情報リソースを活用するオントロジー構築支援エディタ

中矢 尚美 (静岡大学情報学部)
槫松 理樹 (岩手県立大学ソフトウェア情報学部)
山口 高平 (静岡大学情報学部)


5月30日(木)   ディジタルポスタ1   11:30-13:30 (F会場)

概要:
概念階層と概念定義の構築を支援するオントロジーエディターについて報告する.概念階層は,電子化辞書において再利用可能な部分を同定・活用し,概念定義は,テキストコーパスから,共起性に基づくマイニング手法により,概念定義を構成する概念ペアを抽出し利用する.

 


 

2F2-07 問題解決のための知識マネージメントシステムの研究(第1報) - 文書情報と形式的知識の融合 -

吉岡 真治 (北海道大学大学院工学研究科)
五十嵐 優 (北海道大学大学院工学研究科)
社本 康弘 (清水建設)


5月30日(木)   ディジタルポスタ1   11:30-13:30 (F会場)

概要:
本研究では、ユーザが持つ問題に対し、類似事例などを提示しながら、問題解決を支援する知識マネージメントシステムの研究を行う。本報では、形式的知識と文書情報を組み合わせた柔軟な知識表現の枠組を示す。

 


 

2F2-08 階層化知識ベースを用いた代替物検索

加村 和範 (東京工芸大学大学院 電子工学専攻)
山下 哲央 (東京工芸大学大学院 電子工学専攻)
都筑 重幸 (東京工芸大学工学部 電子工学科)
上里 福美 (東京工芸大学大学院 電子工学専攻)


5月30日(木)   ディジタルポスタ1   11:30-13:30 (F会場)

概要:
2001年度全国大会での山下らの提案*を基にした、代替物検索システムを報告する。本システム中の階層化知識ベースの形状知識部の初期形成に自己組織化マップを取り入れることにより、自立度の高い知識獲得機構を検討する。 * 山下哲央 上里福美,「ハイブリッドな特徴が介在する知識ベースの評価と応用」,第十五回人工知能学会全国大会論文集, 1B2-02 ,2001.

 


 

2F2-09 オンラインコミュニティによる知識構造化のためのスクリプト言語の提案

高橋 徹 (ATRメディア情報科学研究所)
武田 英明 (国立情報学研究所)
片桐 恭弘 (ATRメディア情報科学研究所)


5月30日(木)   ディジタルポスタ1   11:30-13:30 (F会場)

概要:
本研究では,オンラインコミュニティの参加者が非同期的に対話を行うためのスクリプト言語の提案を行う.我々はコミュニティを知識共創の場と見なし,そこで外化された知識の分析と利用を目的として言語構造の設計を行った.

キーワード: オンラインコミュニティ,擬人化エージェント

 


 

2F2-10 分身エージェントを用いた会話型コンテンツ

久保田 秀和 (東京大学大学院工学系研究科)
黒橋 禎夫 (東京大学大学院情報理工学系研究科)
西田 豊明 (東京大学大学院情報理工学系研究科)


5月30日(木)   ディジタルポスタ1   11:30-13:30 (F会場)

概要:
本人の代理として知識を語ることのできる分身エージェントを用いて,説得力を持つ会話の知の形成および発展を支援する会話型コンテンツを実現する手法について論ずる.

 


 

2F2-11 日常言語OSのための対話管理とアプリケーションインターフェースの試作

杉本 徹 (理化学研究所脳科学総合研究センター)
岩下 志乃 (理化学研究所脳科学総合研究センター)
岩爪 道昭 (理化学研究所脳科学総合研究センター)
小林 一郎 (理化学研究所脳科学総合研究センター) (法政大学経済学部)
菅野 道夫 (理化学研究所脳科学総合研究センター)


5月30日(木)   ディジタルポスタ1   11:30-13:30 (F会場)

概要:
日常言語コンピューティングプロジェクトでは、日常言語によって計算機資源の管理を行う日常言語オペレーティングシステムの実現を目指している。本発表では、その第一段階として現在開発中の、日常言語によりワードプロセッサの操作を行うプロトタイプシステムを紹介する。

 


 

2F2-12 AgentBox:人とものとの新しいインタラクションのためのハードウェア

河村 竜幸 (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
武田 英明 (国立情報学研究所)
寺田 和憲 (通信総合研究所)
福原 知宏 (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
近間 正樹 (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
輿石 欣吾 (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
上岡 隆宏 (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
濱崎 雅弘 (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)


5月30日(木)   ディジタルポスタ1   11:30-13:30 (F会場)

概要:
我々は人が人工物に機能を仮定し扱うことで,人工物が自らの役割を変化させる知的人工物の世界を考えた.ロボットの能動性でもなく,純粋な人工物の受動性でもない知的人工物について,我々はエージェントボックスを試作した.

 



 

5月30日(木) 13:00-14:30 (A会場)

パネル:ベンチャー


 

5月30日(木) 15:00-16:00 (A会場)

AIレクチャ
「人工知能の易しいテーマ,難しいテーマの一覧表をつくってみると」

講師 : 岡 隆一 (会津大 コンピュータ理工学部)


 

5月30日(木) 13:00-16:00 (B会場)

学習エージェント

座長 : 和泉 潔 (産業技術総合研究所)

 

2B3-01 広告効果分析のための消費者認知行動プロセスのモデル化

岩爪 道昭 (理研脳センター)
金井 明人 (学振特別研究員) (山梨大工)
加藤 雄一郎 (東工大社理工) (Cog-Dive)


5月30日(木)   学習エージェント   13:00-16:00 (B会場)

概要:
TV広告の映像修辞分析と視聴者プロトコル分析から得られた知見から視聴者広告理解プロセスのマルチエージェントによるモデル化を試みる。

キーワード: 広告効果分析, 広告情報処理, 認知的感情理論, マルチエージェント

 


 

2B3-02 秘書エージェントのための対話管理とその適応機能

杉本 徹 (理化学研究所脳科学総合研究センター)
岩爪 道昭 (理化学研究所脳科学総合研究センター)
小林 一郎 (理化学研究所脳科学総合研究センター) (法政大学経済学部)
岩下 志乃 (理化学研究所脳科学総合研究センター)
菅野 道夫 (理化学研究所脳科学総合研究センター)


5月30日(木)   学習エージェント   13:00-16:00 (B会場)

概要:
ユーザのアプリケーション操作を補助する秘書エージェントを題材として、対話の構成に関するモデルとタスクの構造を利用したプランニングに基づく対話管理の手法を提案する。また、ユーザのニーズに合うやり取りを実現するための適応機能について検討を行う。

 


 

2B3-03 介入エージェントを用いた人工市場アプローチによる介入政策の分析

松井 宏樹 (北陸先端大学院大学 情報科学研究科)
東条 敏 (北陸先端大学院大学 情報科学研究科)


5月30日(木)   学習エージェント   13:00-16:00 (B会場)

概要:
本研究では和泉らの作成した外国為替市場モデルAGEDASI TOFを拡張し,政府・中央銀行にあたるエージェントを組み込む.このモデルを用いたシミュレーションでの介入エージェントの行動をもとに相場を安定させるための介入政策の発見を目指す.

 


 

2B3-05 意識エージェントの構想

福井 透 (和歌山大学大学院 システム工学研究科)
瀧 寛和 (和歌山大学大学院 システム工学研究科)
松田 憲幸 (和歌山大学大学院 システム工学研究科)
安部 憲広 (九州工業大学)
堀 聡 (ものつくり大学)


5月30日(木)   学習エージェント   13:00-16:00 (B会場)

概要:
機械と人間の間のインタラクションは、色々な形をとりながら、その機会は増加している。機械自身は、定められた反応と限られた範囲の学習で、人間に対応している。今後、さらに、機械と人間のインタラクションをスムーズに行うには、人の気持ちの分かるエージェントの出現が期待される。本研究は、その第一歩として、自己の行動を意識できるエージェントの提案を行う。このエージェントは推論のリフレクションを行い、高次の推論知識を学習することで、自己の行動についての目的意識を持つことが可能となる。さらに,他者の行動を自分の推論系で模写することで、その行動意図を推定する。

 


 

2B3-06 人間と擬人化エージェントの読心ゲームによる相互適応

山田 誠二 (国立情報学研究所)
山口 智浩 (奈良工業高等専門学校 情報工学科)


5月30日(木)   学習エージェント   13:00-16:00 (B会場)

概要:
ユーザと擬人化エージェント間が相互読心ゲームという表情に基づくコミュニケーションを通じて,互いが相手の表情とマインドの対応であるマインドマッピングを学習していく枠組みを提案する.

キーワード: ヒューマンエージェントインタラクション

 


 

2B3-07 文脈依存表情の共有によるヒューマンエージェント間コミュニケーションでの相互適応

山口 智浩 (奈良工業高等専門学校 情報工学科)
越智 悠太 (奈良工業高等専門学校 情報工学科)
山田 誠二 (国立情報学研究所)


5月30日(木)   学習エージェント   13:00-16:00 (B会場)

概要:
ユーザと擬人化エージェント間での相互読心ゲームにおいて,ゲームの文脈に依存した表情をとるエージェントにユーザが適応すると,エージェントに対するユーザの表情提示の質が改善され,両者のコミュニケーションが円滑になることを実験的に示す.

キーワード: ヒューマンエージェントインタラクション

 


 

2B3-08 HMMの学習による環境の分節

野田 五十樹 (産業技術総合研究所 サイバーアシスト研究センター) (北陸先端科学技術大学院大学)


5月30日(木)   学習エージェント   13:00-16:00 (B会場)

概要:
エージェントおよび環境の変化を予測する HMM の学習により、環境の適切な分節が行えることを示す。これにより、HMMがタスクの複雑さに応じて環境を内部状態として取り込めることを示す。

 


 

2B3-09 GRID及びクラスタ上における並列分散データマイニングシステムの設計

加藤 久慶 (東京理科大学理工学部)
山崎 航 (東京理科大学理工学部)
西山 裕之 (東京理科大学理工学部)
溝口 文雄 (東京理科大学理工学部)


5月30日(木)   学習エージェント   13:00-16:00 (B会場)

概要:
近年,大規模データベースからの知識発見では,数千万の属性に対して,実時間で解析するのは,困難である.本論文ではこの問題に対して,GRID及びクラスタ上で動作する,並列データマイニングシステムを設計する.

 



 

5月30日(木) 13:00-16:00 (C会場)

ナレッジ・マネジメントと知識共有

座長 : 山口 高平 (静岡大)

 

2C3-01 知識共生 - 新しい知識流通の基盤を目指して -

武田 英明 (国立情報学研究所)
市瀬 龍太郎 (国立情報学研究所)
村田 剛志 (国立情報学研究所)
本位田 真一 (国立情報学研究所)


5月30日(木)   ナレッジ・マネジメントと知識共有   13:00-16:00 (C会場)

概要:
本稿では新しい知識流通の基盤を目指して知識共生という概念を提起する。知識共生とは、知識自身のもつ関連性に基づいて知識が自律的に相互作用を行うモデルである。ここではその基本的概念と研究の方向について議論を行う。

 


 

2C3-02 仲介者を用いた人のネットワーク拡張手法の提案

濱崎 雅弘 (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
武田 英明 (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科) (国立情報学研究所)


5月30日(木)   ナレッジ・マネジメントと知識共有   13:00-16:00 (C会場)

概要:
ユーザ間の社会的関係の質は情報共有において,共有する情報の質以上に重要である.本研究では,すでにある社会的関係を利用して情報共有の範囲を拡張する「仲介者モデル」を提案する.これは,互いの共通の友人が仲介者となることで,未知の人同士が情報共有のネットワークを比較的容易に作り出せるようにする仕組みである.

 


 

2C3-03 知の創造・継承支援環境Kfarmにおける組織知モデルの構成

林 雄介 (大阪大学 産業科学研究所)
津本 紘亨 (大阪大学 産業科学研究所)
海老谷 拓也 (大阪大学 産業科学研究所)
池田 満 (大阪大学 産業科学研究所)
溝口 理一郎 (大阪大学 産業科学研究所)


5月30日(木)   ナレッジ・マネジメントと知識共有   13:00-16:00 (C会場)

概要:
組織における知の創造・継承を行うためには組織内の知を適切に捉え,組織のビジョンと合わせて構成員の知の交流活動を支援する必要がある.本発表では,組織内の知を捉えるためのモデルの構築とそれに基づいた支援の枠組みであるを組織知の啓発・共有支援ツールKfarmを紹介する.

 


 

2C3-04 組織知創造・継承のための協調場設計支援環境の構築

津本 紘亨 (大阪大学 産業科学研究所)
林 雄介 (大阪大学 産業科学研究所)
武内 雅宇 (大阪大学 産業科学研究所)
池田 満 (大阪大学 産業科学研究所)
溝口 理一郎 (大阪大学 産業科学研究所)


5月30日(木)   ナレッジ・マネジメントと知識共有   13:00-16:00 (C会場)

概要:
組織における知の創造や継承を円滑に行うためには,知の交流支援に加え,その状況に応じた協調活動の場の設計が重要となる.本稿では,知の流れを捉えるモデルと,知の内容を捉えるオントロジーを基礎に,交流状況に応じた支援を目指し,開発を行っている協調学習場の設計支援環境について紹介する.

 


 

2C3-05 コミュニティの知識共有を目的とした話の共有システムの提案

福原 知宏 (独立行政法人 通信総合研究所 Synsophy Project) (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
近間 正樹 (独立行政法人 通信総合研究所 Synsophy Project) (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
西田 豊明 (独立行政法人 通信総合研究所 Synsophy Project) (東京大学大学院工学系研究科)


5月30日(木)   ナレッジ・マネジメントと知識共有   13:00-16:00 (C会場)

概要:
コミュニティの知識共有を目的とした話の共有(narrative sharing)システムを提案する。提案システムの協調学習支援への応用の可能性について述べる。

 


 

2C3-06 大規模・複雑システム開発の為のナレッジ・リサイクリング

加藤 義清 (東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻)
白川 敬寛 (東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻)
武田 光平 (東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻)
堀 浩一 (東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻)


5月30日(木)   ナレッジ・マネジメントと知識共有   13:00-16:00 (C会場)

概要:
人工衛星等のような大規模かつ複雑なシステムの開発には様々な知識が必要とされる。本発表では、設計者間のコミュニケーションや設計文書の背後にある暗黙的な知識や設計意図の形式化とその活用を促す枠組を提案する。

 


 

2C3-07 異分野間共有を目指した機能的設計知識の組織化の枠組み

高橋 知伸 (大阪大学産業科学研究所)
吉川 真理子 (大阪大学産業科学研究所)
笠井 俊信 (岡山大学教育学部)
來村 徳信 (大阪大学産業科学研究所)
布瀬 雅義 (住友電気工業株式会社生産技術部)
溝口 理一郎 (大阪大学産業科学研究所)


5月30日(木)   ナレッジ・マネジメントと知識共有   13:00-16:00 (C会場)

概要:
本研究では機能的設計知識の異分野間共有を目指し,具体例に基づいて機能達成の手法を表す知識の組織化について検討を行った.このような知識の表現制約をガイドラインとして整理すると共に,ある機能を達成する部分機能を達成原理に関して本質的な機能と効率向上等の二次的な機能へ分類することを提案する.

 


 

2C3-08 機能的設計知識の共有のための基盤概念と方式知識サーバの実装

吉川 真理子 (大阪大学産業科学研究所)
笠井 俊信 (岡山大学)
高橋 知伸 (大阪大学産業科学研究所)
来村 徳信 (大阪大学産業科学研究所)
溝口 理一郎 (大阪大学産業科学研究所)


5月30日(木)   ナレッジ・マネジメントと知識共有   13:00-16:00 (C会場)

概要:
知識の一貫性を保つことは、知識共有の際に内容に一歩踏み込んだ支援を可能にするために重要である。本研究では機能的設計知識の一貫性を保つために基盤となる機能概念を明示的に定義し、さらにそれらを用いて記述した汎用な設計知識を共有するための方式知識サーバを実装した。

 


 

2C3-09 基本的語彙に対する知識データベースの構築

天野 成昭 (日本電信電話 NTT コミュニケーション科学基礎研究所)
笠原 要 (日本電信電話 NTT コミュニケーション科学基礎研究所)


5月30日(木)   ナレッジ・マネジメントと知識共有   13:00-16:00 (C会場)

概要:
計算機による意味理解の実現の1ステップとして,NTT開発の各種言語データベースと心理実験の知見を利用して,数万語の基本的語彙に対する知識データベースの構築を行う。データベースに単語の意味・概念と相互関係を表現し,小学生が持つ程度の知識体系を実現する。

 



 

5月30日(木) 13:00-16:00 (D会場)

強化学習

座長 : 山川 宏 (富士通研究所),柴田 克成 (大分大)

 

2D3-01 互恵性原理に基づくマルチエージェント強化学習法

渡辺 亮介 (北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
丸山 文宏 (富士通研究所)
永田 裕一 (北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
東条 敏 (北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)


5月30日(木)   強化学習   13:00-16:00 (D会場)

概要:
マルチエージェント強化学習では設計者があらかじめ適切な報酬分配を設定することが困難であるため社会的ジレンマが発生するという問題点がある.そこで本研究では互恵性原理を用いることにより報酬分配を行わずに社会的ジレンマを解決する方法を提案する

 


 

2D3-02 マルチエージェント強化学習における報酬発生条件に基づく貢献度判別と報酬分配

保知 良暢 (名古屋工業大学大学院工学研究科)
松井 藤五郎 (名古屋工業大学大学院工学研究科)
犬塚 信博 (名古屋工業大学電気情報工学科)
世木 博久 (名古屋工業大学知能情報システム学科)


5月30日(木)   強化学習   13:00-16:00 (D会場)

概要:
マルチエージェント強化学習では、協調的行動の学習にあたり報酬分配問題が存在する。本論文では、報酬発生条件によりエージェントを2種類に分類し、Profit Sharing強化学習時の報酬分配手法を提案する。また、実験で有効性を示す。

キーワード: マルチエージェント 報酬分配

 


 

2D3-03 線形関数近似を用いた Profit Sharing 強化学習法

松井 藤五郎 (名古屋工大大学院工学研究科)
犬塚 信博 (名古屋工大電気情報工学科)
世木 博久 (名古屋工大知能情報システム学科)


5月30日(木)   強化学習   13:00-16:00 (D会場)

概要:
MDP を仮定しない強化学習法である profit sharing は,マルチエージェント環境などへの応用で注目される.本論文では,一般化能力として関数近似を profit sharing に導入し,実験によりその有効性を確認する.

キーワード: 関数近似

 


 

2D3-04 モデルに基づく段階的平均報酬強化学習法

誉田 太朗 (奈良工業高等専門学校) (京都大学)
天正 新二郎 (奈良工業高等専門学校)
山口 智浩 (奈良工業高等専門学校)


5月30日(木)   強化学習   13:00-16:00 (D会場)

概要:
本発表では、新しい平均報酬強化学習法を提案する。この手法では、既存の2種の最適性基準を段階的に用いて政策を求める。計算過程から逐次近似推定を取り除き、最適政策を厳密にかつ低コストで求める。

キーワード: 平均報酬法

 


 

2D3-05 Undiscounted Prioritized Sweeping: 最適政策の優先順序付け強化学習の効率化手法

天正 新二郎 (奈良工業高等専門学校 専攻科 電子情報工学専攻)
山口 智浩 (奈良工業高等専門学校 専攻科 電子情報工学専攻)


5月30日(木)   強化学習   13:00-16:00 (D会場)

概要:
本発表では,従来の割引型優先掃き出し法を基に,割引報酬和よりも単純な学習基準として平均報酬を用い,これを最大化する最適政策を,優先順序付けて効率的に算出する強化学習手法として,非割引型優先掃き出し法を提案する.

 


 

2D3-06 長期抑圧のメカニズムに基づく小脳回路のモデル化

開 隆幸 (電気通信大学大学院電気通信学研究科電子情報学専攻)
河野 暢 (電気通信大学大学院電気通信学研究科電子情報学専攻)
西野 哲朗 (電気通信大学電気通信学部情報通信工学科)


5月30日(木)   強化学習   13:00-16:00 (D会場)

概要:
小脳は、最近の研究により運動の調節以外の機能も持つ器官であることがわかり、注目されている。本研究では、長期抑圧の仕組みを中心として小脳回路のモデルを作成し、シミュレーションにより、その動作の検証をする。

 


 

2D3-07 2次元のマルチタスク強化学習:基本的枠組の定式化とシミュレーション

田中 文英 (東京工業大学 大学院 総合理工学研究科)
山村 雅幸 (東京工業大学 大学院 総合理工学研究科)


5月30日(木)   強化学習   13:00-16:00 (D会場)

概要:
強化学習をスケールアップさせる為のアイディアとして,過去経験の利用がある。本発表では,昨年度本大会における問題提起に引き続き,枠組全体の定式化とシミュレーションを行う。

 


 

2D3-08 Reinforcement Learning with Multi Step Macro Action

Yu Chen (京都大学大学院情報学研究科)
Takanori Fukao (京都大学大学院情報学研究科)
Norihiko Adachi (京都大学大学院情報学研究科)


5月30日(木)   強化学習   13:00-16:00 (D会場)

概要:
a reinforcement learning method using macro action is proposed in this paper. With little preknowledge about the environment the method is proved to have better convergence performance.

 



 

5月31日(金) 13:30-14:50 (A会場)

招待講演
「連想に基づく情報空間との対話技術 --- 連想の情報学を目指して」

講師 : 高野明彦 (国立情報学研究所)


 

5月31日(金) 9:30-12:30 (A会場)

創発システム

座長 : 山村 雅幸 (東工大)

 

3A1-01 TPSAにおける重要温度領域探索と並列化効率

三木 光範 (同志社大学工学部)
廣安 知之 (同志社大学工学部)
吉田 武史 (同志社大学大学院)
伏見 俊彦 (同志社大学大学院)


5月31日(金)   創発システム   9:30-12:30 (A会場)

概要:
温度並列シミュレーテッドアニーリング(TPSA)の解探索を行う温度範囲を自律的に変動させるメカニズムを組み込んだアルゴリズムを提案し,その解探索性能と並列化効率を検証した.

 


 

3A1-02 対話型遺伝的アルゴリズムにおける並列分散モデルの有効性

三木 光範 (同志社大学工学部)
廣安 知之 (同志社大学工学部)
小川 泰正 (同志社大学大学院)
長谷 佳明 (同志社大学大学院)
吉田 昌太 (同志社大学大学院)


5月31日(金)   創発システム   9:30-12:30 (A会場)

概要:
並列分散モデルに基づく対話型遺伝的アルゴリズムの有効性の検証を行った.ネットワークに繋がった複数のコンピュータを用いて複数ユーザが進化させる解の交叉により協調的な最適解を得ることができた.

 


 

3A1-04 Particle Swarm Optimizationと遺伝的アルゴリズムの統合について

東 夏樹 (東京大学大学院新領域創成科学研究科)
伊庭 斉志 (東京大学大学院新領域創成科学研究科)


5月31日(金)   創発システム   9:30-12:30 (A会場)

概要:
95年に遺伝的アルゴリズムに代わるものとして発表されたアルゴリズムにParticle Swarm Optimization(PSO)というものがある.ここではその新しいアルゴリズムの有効性について実問題を用いて検証してみる.

 


 

3A1-05 GAを用いた単粒子解析におけるオイラー角推定

佐伯 修祐 (東京大学新領域創成科学研究科)
伊庭 斉志 (東京大学新領域創成科学研究科)
浅井 潔 (産業技術総合研究所生命情報科学研究センター)
高橋 勝利 (産業技術総合研究所生命情報科学研究センター)
上野 豊 (産業技術総合研究所生命情報科学研究センター)
磯野 勝宣 (インテック・ウェッブ・アンド・ゲノムインフォマティクス株式会社)


5月31日(金)   創発システム   9:30-12:30 (A会場)

概要:
近年タンパク質の立体構造を求める手法のひとつとして単粒子解析と呼ばれる手法が注目されている。これは様々な方向を向いたタンパク質の電子顕微平面像から立体構造を推定する手法である。像の投影方向(オイラー角)の推定にGAを応用した新しい手法を提案する。

 


 

3A1-06 木構造状画像変換自動構築システムACTITの高速化

牛山 敏博 (横浜国立大学 大学院環境情報学府)
長尾 智晴 (横浜国立大学 大学院環境情報学府)


5月31日(金)   創発システム   9:30-12:30 (A会場)

概要:
GPを用いて木構造状画像変換を自動生成しているACTITでは,木構造状フィルタの実行に時間がかかるため,GP個体の適合度評価には莫大な計算時間を要する。そこで,木構造状フィルタの最適化を高速化する手法を提案する。

キーワード: 画像処理,遺伝的プログラミング

 


 

3A1-07 ACOにおけるヒューリスティック値設定手法の検討

中道 義之 (名古屋大学大学院人間情報学研究科)
有田 隆也 (名古屋大学大学院人間情報学研究科)


5月31日(金)   創発システム   9:30-12:30 (A会場)

概要:
組み合わせ最適化問題に対する効率的な近似解法のアルゴリズムとして、蟻が巣に餌を運ぶ際のフェロモン分泌の仕組みを模倣したACO(Ant Colony Optimization)が注目されている。本論文では、最適解が既知である問題から統計的に得た値を利用してヒューリスティック値を定めるという手法の効果を検討した。

 


 

3A1-08 環境順応進化における生態の分化モデルの一提案

沢田 高政 (名古屋工業大学 知能情報システム学科)
武藤 敦子 (名古屋工業大学 知能情報システム学科)
加藤 昇平 (名古屋工業大学 知能情報システム学科)
伊藤 英則 (名古屋工業大学 知能情報システム学科)


5月31日(金)   創発システム   9:30-12:30 (A会場)

概要:
遺伝的アルゴリズムを用いた進化の過程で生物の生態が分化する仕組みを計算機上にモデル化し,実験によりモデルの有効性を示す.実験では,提案モデルを用いて鳥が生息地の温度変化に適応することで,渡り鳥と留鳥に分化するシミュレーションを行った.

 


 

3A1-09 文脈生成機能を有する主体の環境への適応性

宍戸 徹哉 (武蔵工業大学)
野口 圭 (武蔵工業大学)
宇谷 明秀 (武蔵工業大学)


5月31日(金)   創発システム   9:30-12:30 (A会場)

概要:
我々は,生物(エ−ジェント)が様々なタスクに柔軟に適応できるのは,タスクを実行する際の各場面での状況と行為の関係及びその繋がりによって生成される文脈が重要な役割を果たしていると考えている.本研究では,このような視点から,文脈生成機能によるを有するエ−ジェントを提案し,その適応性を検証した.

 



 

5月31日(金) 9:30-12:50 (B会場)

近未来:LOS

座長 : 岩爪 道昭 (理化学研)

 

3B1-01 日常言語コンピューティング(第2報)‐日常言語に基づく計算機資源の管理・実行環境を目指して‐

岩爪 道昭 (理研脳センター)
小林 一郎 (法政大経済) (理研脳センター)
杉本 徹 (理研脳センター)
岩下 志乃 (理研脳センター)
菅野 道夫 (理研脳センター)


5月31日(金)   近未来:LOS   9:30-12:50 (B会場)

概要:
本論文では,我々が日常的に用いている,文法的誤りや個人特有の言い回しなども含んだ日常言語によって情報処理を行う「日常言語コンピューティング(Everyday Language Computing)」とのパラダイムの実現形態の1つとして,「日常言語オペレーティングシステム(LOS:Language-based Operating System)」を提案している.LOSは,選択体系機能言語理論に基づく日常言語の意味処理の資源を体系化したセミオティックベースを有し、コンピュータ内の全ての情報処理を,日常言語をメタ言語として管理・実行する計算機環境である. これにより,「計算機と普通に会話し」,「計算機自身が会話を理解する」という形でマンマシン・インタラクションを実現され、デジタルデバイドの解消が期待される.本論文では,LOSの概要(基本機能と構成要素)、技術的課題、プロジェクトの進行状況について概説するとともに、日常言語により計算機アプリケーションの管理・実行するためのAPIの設計方法について提案する。

キーワード: LOS(日常言語コンピューティング)

 


 

3B1-02 セミオティックベースにおけるコンテクスト層の検討

高橋 祐介 (理化学研究所脳科学総合研究センター)
伊藤 紀子 (理化学研究所脳科学総合研究センター)
藤城 浩子 (理化学研究所脳科学総合研究センター)
菅野 道夫 (理化学研究所脳科学総合研究センター)


5月31日(金)   近未来:LOS   9:30-12:50 (B会場)

概要:
我々は、日常言語コンピューティングシステムの実現に向け、言語の機能的側面に焦点を当て、語彙文法・意味・コンテクストの3層からなる言語資源を体系化したセミオティックベースの構築を目標としている。セミオティックベースは、日常言語コンピューティングシステムにおいて、言語知能サーバの役割を果たし、日常言語による全ての計算機資源の管理・実行を可能にする。本発表では、選択体系機能言語学およびセミオティックベースについて概説する。さらに、セミオティックベースにおける状況層に焦点を当て、状況を記述するためのプリミティブとしてどのようなコンテンツが必要になるのか検討する。

キーワード: LOS(日常言語コンピューティング)

 


 

3B1-03 日常言語コンピューティングにおけるクライアントモデルの提案

岩下 志乃 (理化学研究所脳科学総合研究センター)
岩爪 道昭 (理化学研究所脳科学総合研究センター)
小林 一郎 (理化学研究所脳科学総合研究センター) (法政大学経済学部)
杉本 徹 (理化学研究所脳科学総合研究センター)
菅野 道夫 (理化学研究所脳科学総合研究センター)


5月31日(金)   近未来:LOS   9:30-12:50 (B会場)

概要:
本論文では、クライアントが秘書エージェントを通して日常言語でアプリケーション操作を行う際に必要となるクライアントモデルの提案を行う。クライアントモデルは、プロファイル情報とプロパティ特性情報で構成される。プロファイル情報は、クライアントに特化された言語の傾向に関する情報である言語情報と、クライアント自身の個人情報であるプロパティ情報の2つを持ち、プロパティ情報のクラスターに特有の傾向情報がプロパティ特性情報として保持される。本論文ではクライアントモデルの概要を示す。また、プロパティ情報の中でもクライアントの知識レベルに焦点を当てた実験を行い、結果を考察する。

キーワード: LOS(日常言語コンピューティング)

 


 

3B1-04 自然言語をコンピュータの通信規約にした通信手法の提案

小林 一郎 (法政大学 経済学部) (理化学研究所 脳科学総合研究センター)
岩爪 道昭 (理化学研究所 脳科学総合研究センター)
杉本 徹 (理化学研究所 脳科学総合研究センター)
岩下 志乃 (理化学研究所 脳科学総合研究センター)
菅野 道夫 (理化学研究所 脳科学総合研究センター)


5月31日(金)   近未来:LOS   9:30-12:50 (B会場)

概要:
本論文では、ヒトの言葉による知的な作業をコンピュータ上に実現する枠組みである「日常言語コンピューティング」の要素技術のひとつである「言語プロトコル」と呼ばれるコンピュータの通信プロトコルを自然言語に替えた新しいプロトコルとそれを利用した通信手法を提案する。言語プロトコルを利用した通信は、ヒトが日常行っているコミュニケーションと同じ形態をとった通信をコンピュータ上に実現するとして開発される。また、提案する通信手法はコミュニケーション対象を選ばない柔軟な通信を実現する可能性をもつことを示す。

キーワード: LOS(日常言語コンピューティング)

 


 

3B1-05 Language Acquisition by Robots through Interaction with People

岩橋 直人 (ソニーコンピュータサイエンス研究所)


5月31日(金)   近未来:LOS   9:30-12:50 (B会場)

概要:
ロボットが,人との言語コミュニケーションの基盤となる言語的/非言語的相互信念を,共同知覚とインタラクションに基づいて学習する方法について述べる.本方法では,音声,視覚,行動の情報が,確率のフレームワークで統合的に処理され、音韻,語彙,文法,行動コンテキストの影響に関する言語的信念,および非言語的信念が学習される.はじめは言語知識を持っていなかったロボットが,学習により,断片的であいまいな発話でさえ状況に応じて適切に理解して行動できるようになった.

 


 

3B1-06 対話システムにおける質問応答部への適用による概略推論法の評価

塩野 好克 (拓殖大学工学部情報工学科)
グエン ベト・ハー (拓殖大学工学部情報工学科)
石川 勉 (拓殖大学工学部情報工学科)


5月31日(金)   近未来:LOS   9:30-12:50 (B会場)

概要:
知識が不完全な場合,類似知識を利用して近似解を導く概略推論法を提案してきた.本推論法では,一階述語論理(SLD法)をベースに二つの素式が類似すれば導出を行う.また,素式はすべて単語およびその結合で表現し,その類似性判定には言葉の意味に関する知識ベース(概念ベース)を用いる.ここでは,本推論法を対話システムの質問応答部に適用した結果について述べる.評価では,簡単な対話例を意味ネットで表現し,それをもとに被験者に対話文を作らせ,システムの回答の妥当性で判定した.その結果,本推論法の有効性を確認した.

キーワード: LOS(日常言語コンピューティング)

 


 

3B1-07 修辞が受け手の認知プロセスにおよぼす影響

金井 明人 (日本学術振興会/山梨大学)
加藤 雄一郎 (Cog-Dive)


5月31日(金)   近未来:LOS   9:30-12:50 (B会場)

概要:
多くの映像はある種の文法規則に基づいた編集により生成される.受け手はその暗黙的な文法規則に従って認知処理を行い,その結果,記憶や感情などに関する効果が生じる.映像の修辞(送り手のある目的に基づく映像技法の組み合わせ)を送り手は, ある認知的効果を達成するために構築しているのである. 送り手が映像修辞によって受け手に期待する認知的効果の中には記憶や感情だけでなく暗黙的な文法規則の適用ルールの変更に関わるものも存在し,芸術作品の一部や広告ではこの効果が重要になる場合がある.本論文ではこの種の認知的効果の発生過程について,実験とマルチエージェントモデルによって分析する.

キーワード: LOS(日常言語コンピューティング)

 


 

3B1-08 婉曲表現の生成アルゴリズムの基礎研究

塚本 弥八郎 (名城大学短期大学部情報国際科)


5月31日(金)   近未来:LOS   9:30-12:50 (B会場)

概要:
ヒトが日常話す言葉には、あいまいな表現が多いが、ここではファジィラベルの生成ではなくて、婉曲表現を生成させるアルゴリズムについて述べる。理論的背景としては、証拠理論における三つの異なる内容の不確実さ(不特定、不一致、混迷)についての理論とファジィ集合論及び基本確率とメンバーシップ関数との対応である。これらの理論を対話の進行における検定モデルに適用し、三つの不確実さの度合いの組み合わせに対応して、婉曲表現を自動的に生成する方法について述べる。

キーワード: LOS(日常言語コンピューティング)

 


 

3B1-09 人間中心情報システムのOS構造の研究

安原 宏 (財団法人イメージ情報科学研究所)


5月31日(金)   近未来:LOS   9:30-12:50 (B会場)

概要:
OSの歴史は計算機処理の歴史であった。コマンド指向OSからオブジェクト指向_-_ウインドウOSであり、言語はコンパイラー言語からビジュアル系オブジェクト指向言語へと進化した。将来を考えると機械が人間に合わせる人間中心システムが一つの目標であり、日常言語がもっとも自然な表現言語である。 OSの日常言語による記述ステップはカーネルからボトムアップに書き換えて行く方法とトップダウンにAPに近いところから記述する方法がある。ここでは、研究的側面の多い後者のアプローチをヒューマンメディアの研究で得られたヒューマンメディアシステム参照モデルの知見をベースに示す。新しいOS像の提示にもなる。

キーワード: LOS(日常言語コンピューティング)

 



 

5月31日(金) 9:30-12:30 (C会場)

学習3

座長 : 鈴木 英之進 (横浜国大)

 

3C1-01 順序例からの学習

神嶌 敏弘 (産業技術総合研究所)
赤穂 昭太郎 (産業技術総合研究所)


5月31日(金)   学習3   9:30-12:30 (C会場)

概要:
順序例からの学習とは,属性ベクトルで表現されたアイテムの順序を扱う学習問題で,幾つかのアイテムの順序の集合である訓練事例集合から,順序が未知であるアイテム集合の順序を求める規則を獲得する.

 


 

3C1-02 半構造データに頻出する順序木構造パターンの発見について

宮原 哲浩 (広島市立大学 情報科学部)
鈴木 祐介 (九州大学大学院 システム情報科学府・研究院)
正代 隆義 (九州大学大学院 システム情報科学府・研究院)
内田 智之 (広島市立大学 情報科学部)
高橋 健一 (広島市立大学 情報科学部)
上田 祐彰 (広島市立大学 情報科学部)


5月31日(金)   学習3   9:30-12:30 (C会場)

概要:
Webマイニング,半構造データマイニングの手法として,XMLファイルに代表されるタグ付き半構造データの木構造に注目して,これらに頻出する順序木構造パターンを発見する方法とその実現について述べる.

 


 

3C1-03 カスケードモデルによる発ガン性化合物からの知識発見

岡田 孝 (関西学院大学情報メディア教育センター)


5月31日(金)   学習3   9:30-12:30 (C会場)

概要:
Predictive toxicology challengeで提供されたネズミに対する化合物群の発ガンデータから、活性の発現と抑制にかかわる化合物特徴の認識に成功した。マイニングに利用したカスケードモデルと解析結果を報告する。

 


 

3C1-04 HTML文書の時間的差分の自動検出

中村 正人 (山梨大学大学院工学研究科博士前期課程 コンピュータ・メディア工学専攻)
梅原 雅之 (山梨大学大学院工学研究科博士前期課程 コンピュータ・メディア工学専攻)
岩沼 宏治 (山梨大学工学部 コンピュータ・メディア工学科)
鍋島 英知 (山梨大学工学部 コンピュータ・メディア工学科)


5月31日(金)   学習3   9:30-12:30 (C会場)

概要:
Webサーバを常に監視するサーバ(差分検出サーバ)の実装を目的とし、Web上で日々修正されてゆくHTML文書の差分データの自動検出技法を提案する。さらに、実験的に有効性を検証した結果を報告する。

 


 

3C1-05 相関ルールを用いた視線履歴からの知識発見

藤本 武司 (大阪大学 大学院基礎工学研究科)
中村 朋章 (大阪大学 大学院基礎工学研究科)
砂山 渡 (大阪大学 大学院基礎工学研究科)
山口 智浩 (奈良工業高等専門学校 情報工学科)
谷内田 正彦 (大阪大学 大学院基礎工学研究科)


5月31日(金)   学習3   9:30-12:30 (C会場)

概要:
人間の視線は,目的の箇所(注視点)へ向かう場合とそれ以外の場合において,その挙動が異なる.そこで,相関ルールマイニングを用いて,注視点へ向かう挙動に現れる特徴を発見し,人間の知的活動を支援するシステムを提案する.

 


 

3C1-06 Data mining application for e-commerce

XiaoLong Zhang (IT Solution Delivery, AXA Life Insurance Company Ltd.)
Yoshihiro Kawamura (Business Intelligence Solutions, IBM Japan)


5月31日(金)   学習3   9:30-12:30 (C会場)

概要:
This paper descibes a case study for mining with web logs and customer information involved in e-commerce web sites. The objective is to understand the behavior of visitors on web sites. The mining tasks include the discovering of association rules and sequential patterns among the web pages tracked by visitors, the clustering of customers and buying rule finding within the integrated database. Since web log data is very extraneous, low granularity and voluminous, we propose an effective method to data transformation of log data. The web mining template is helpful to understanding the web visitors, marketing strategical decisions and e-commence related business.

 


 

3C1-07 ルール抽出アルゴリズムCHRISによるリピータ行動解析

佐藤 嘉則 ((株)日立製作所 システム開発研究所)
川崎 明彦 ((株)日立製作所 システム開発研究所)
森田 豊久 ((株)日立製作所 システム開発研究所)


5月31日(金)   学習3   9:30-12:30 (C会場)

概要:
本稿は、Webマイニングによるリピータ行動解析手法について述べる。現在、一般消費者向けWebサイトに対するビジネス上の価値は、サイトの利用状況で決まる事が多い。このような場合、リピータ獲得がサイト運営上の重要な目標の一つとなる。本稿では、ルール抽出アルゴリズムCHRISを適用してリピータに特有のアクセスパターンを抽出するためのマイニング手法と、実証実験サイトにおける分析結果を紹介する。

 


 

3C1-08 順序例からの学習のための線形モデルによるアプローチ

赤穂 昭太郎 (産業技術総合研究所 脳神経情報研究部門)
神嶌 敏弘 (産業技術総合研究所 脳神経情報研究部門)


5月31日(金)   学習3   9:30-12:30 (C会場)

概要:
インターネットに情報があふれる今日ではいかにして有用な情報を提示するかが重要な問題である. 本発表では,少数サンプルの順序例から全体の順序を推論する枠組みを考え,簡単な統計モデルを順序データに拡張した簡便なアルゴリズムを提案する.

 


 

3C1-09 2項比較データからの順序の学習

高畠 一哉 (産業技術総合研究所 脳神経情報研究部門)
神嶌 敏弘 (産業技術総合研究所 脳神経情報研究部門)
赤穂 昭太郎 (産業技術総合研究所 脳神経情報研究部門)


5月31日(金)   学習3   9:30-12:30 (C会場)

概要:
N個のアイテムから2個取り出しどちらがより好きかを被験者に答えさせたデータがあるとき,アイテムに順位をつける方法を示す.最適な順位の探索には分枝限定法が効率的に働くこと,及び得られる順位の正確さについて実験で示した.

 



 

5月31日(金) 9:30-12:30 (D会場)

Webテキストマイニング

座長 : 有村 博紀 (九大)

 

3D1-01 テキストマイニングシステムにおけるキー概念知識辞書の効果

櫻井 茂明 ((株)東芝 研究開発センター)
酢山 明弘 ((株)東芝 研究開発センター)
市村 由美 ((株)東芝 研究開発センター)


5月31日(金)   Webテキストマイニング   9:30-12:30 (D会場)

概要:
キー概念知識辞書とキー概念の組み合わせルールに基づいたテキストマイニングシステムを提案している。本論文では、コールセンターデータを利用して、キー概念知識辞書が単語ベースの辞書よりも効果的であることを定量的に検証する。

 


 

3D1-02 形状の類似に着目した具体名詞の帰納的学習

小林 郁夫 (慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科)
古川 康一 (慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科)
尾崎 知伸 (慶應義塾大学 SFC研究所)
今井 むつみ (慶應義塾大学 環境情報学部)


5月31日(金)   Webテキストマイニング   9:30-12:30 (D会場)

概要:
構築済みの帰納的具体普通名詞語彙学習機械に対し、より詳細な形状関連情報受容能力を与えた。また、将来の内包仮説評価関数切り替えモジュールの導入に向けて、今回の表現能力向上が有益な情報を抽出するか確めた。

 


 

3D1-03 帰納論理プログラミングによる英単語の品詞付け

岩崎 俊英 (東京理科大学 理工学部)
大和田 勇人 (東京理科大学 理工学部)


5月31日(金)   Webテキストマイニング   9:30-12:30 (D会場)

概要:
今まで英単語の動詞や名詞などを示す品詞付けにおいて、さまざまな方法が試みられてきた。本研究では、英単語の品詞付与を帰納論理プログラミング(ILP)を用いて、より精度の高い自動品詞付与を可能にする。

 


 

3D1-04 物語の構造汎化 - 発見的極大類比検出法

中野 卯虎 (北海道大学 大学院工学研究科 電子情報工学専攻)
原口 誠 (北海道大学 大学院工学研究科 電子情報工学専攻)


5月31日(金)   Webテキストマイニング   9:30-12:30 (D会場)

概要:
相互に類似する文書群からそれらの構造汎化、すなわち、文の出現順序まで考慮した文書間の構造的類似性を発見的に検出する手法を提案する。さらに、非類似文書群によって汎化を抑制する手法についても検討結果を報告する。

 


 

3D1-05 HTMLテキストの文章化によるWebページ要約

井山 晃洋 (大阪大学)
砂山 渡 (大阪大学)
谷内田 正彦 (大阪大学)


5月31日(金)   Webテキストマイニング   9:30-12:30 (D会場)

概要:
Webページは文章だけでなく、単語の並んだリンク集や表などを含む自由な形式で書かれているため、従来の文章要約手法では対応できない。そこでWebページに含まれるテキスト全てを文章に見立て、それを要約するシステムを提案する。

 


 

3D1-06 電子掲示板からのチャンス発見

松村 真宏 (科学技術振興事業団PRESTO/東京大学大学院工学系研究科)
大澤 幸生 (科学技術振興事業団PRESTO/筑波大学大学院ビジネス科学研究科)
石塚 満 (東京大学大学院情報理工学系研究科)


5月31日(金)   Webテキストマイニング   9:30-12:30 (D会場)

概要:
インターネット上の電子掲示板では、ユーザの潜在的なニーズや価値観が議論されていることが多い。そこで本論文では、電子掲示板からユーザを魅了する潜在的な話題や、その話題を提起した人を把握する新しい手法を提案し、実験による評価を行う。

 


 

3D1-07 電子掲示板における会話からのトピックの発見と要約

松尾 豊 (産業技術総合研究所)
大澤 幸生 (科学技術振興事業団)
石塚 満 (東京大学)


5月31日(金)   Webテキストマイニング   9:30-12:30 (D会場)

概要:
本研究では、近年注目を集めているWeb上の電子掲示板から、話題となっているトピックを抽出し、その内容を簡潔に理解するための要約を作成するシステムを構築する。言語学における新情報、旧情報の概念を談話の要約に利用している。

 


 

3D1-08 ハイパーリンクの結合関係に基づくWebコミュニティの構造分析

村田 剛志 (国立情報学研究所) (科学技術振興事業団)


5月31日(金)   Webテキストマイニング   9:30-12:30 (D会場)

概要:
興味を共有するWebコミュニティを発見しその構造を明らかにするための基礎として、ハイパーリンクによるWebページ間の結合関係の表現とそれに対する操作について検討する。

 


 

3D1-09 帰納論理プログラミングによる情報共有Webサーバのアクセスログのセグメント化

尾崎 知伸 (慶應義塾大学 SFC研究所)
嶋津 恵子 (富士ゼロックス(株)ITメディア研究所)
古川 康一 (慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科)


5月31日(金)   Webテキストマイニング   9:30-12:30 (D会場)

概要:
利用者の操作意図とコンテンツ属性を利用した,ILPによる,Webマイニングの前処理手法の提案と実験報告

 



 

5月31日(金) 11:00-16:00 (E会場)

ロボット展示2


 

5月31日(金) 11:30-13:30 (F会場)

ディジタルポスタ2

 

3F2-01 ビジネスゲーム開発におけるエージェント技術の適用

小林 正人 (筑波大学大学院経営システム科学専攻)
荒井 篤子 (筑波大学大学院経営システム科学専攻)
森川 明美 (筑波大学大学院経営システム科学専攻)
寺野 隆雄 (筑波大学大学院経営システム科学専攻)


5月31日(金)   ディジタルポスタ2   11:30-13:30 (F会場)

概要:
われわれは、ビジネスゲームを自作し、実践することによってビジネスに関するノウハウを学習するコースウェアを開発している。これは、ゲーム記述言語;ゲームコンパイラ;WEBを想定した実行システムから構成されている。本論文では、これにエージェントシミュレーションによる自動実行機能を付け加えた結果について報告し、システムのデモを行う。システムの特長は、(1)エージェントの採用により、利用者が1人でもゲーミングが実行できること; (2)自動化エージェントにより加速実験などを行うことでビジネスモデルの評価が容易になること;である。

 


 

3F2-02 Cellular Automata Using Rough Set Approach to the Traffic Decision System

Yasser Hassan (桐蔭横浜大学)
田崎 栄一郎 (桐蔭横浜大学)


5月31日(金)   ディジタルポスタ2   11:30-13:30 (F会場)

概要:
we apply rough set and cellular automata to construct system as traffic flow. the main value of method is that it provides an illustration of how simple learning processes may lead to the formation of the state machine behavior which can give an emergent to the model

 


 

3F2-03 言語とその行動の組からの帰納的学習を用いた言語獲得手法の提案

青山 泰久 (北海道大学大学院工学研究科)
荒木 健治 (北海道大学大学院工学研究科)
栃内 香次 (北海道大学大学院工学研究科)


5月31日(金)   ディジタルポスタ2   11:30-13:30 (F会場)

概要:
自然言語の意味を実際に学習させるには、外部情報や具体的行動と関係して学習する必要があり、入力された以外の自然言語文にも柔軟に対応できることが望まれる。ここでは、そのような学習に帰納的学習を適用した結果と典型的な学習例について述べる。

 


 

3F2-04 CITTAおける意図の交換による部分知識の結合

山川 宏 ((株)富士通研究所)


5月31日(金)   ディジタルポスタ2   11:30-13:30 (F会場)

概要:
タスク学習において事前学習で獲得した部分知識をモジュールとして組み合わせて利用するために意図の交換を行う、マルチモジュールの認知アーキテクチャーであるCITTAについて述べる。

 


 

3F2-05 多粒度リポジトリに基づくビジネスアプリケーション構築支援環境

寺井 公一 (静岡大学大学院情報学研究科)
杉浦 直樹 (静岡大学大学院情報学研究科)
澤井 雅彦 (静岡大学情報学部)
和泉 憲明 (静岡大学情報学部)
山口 高平 (静岡大学情報学部)


5月31日(金)   ディジタルポスタ2   11:30-13:30 (F会場)

概要:
ビジネスアプリケーションの迅速かつ効率的な構築を目的として,本稿では,三層の多粒度のリポジトリを構築する.本リポジトリを利用することにより,抽象度の高いモデルからアプリケーションへの半自動展開が可能となる.

キーワード: ビジネスモデリング, アプリケーション開発, ソフトウェアリポジトリ, 異種情報統合

 


 

3F2-06 人間の評価を用いた楽曲生成

畦原 宗之 (筑波大学大学院理工学研究科)
鬼沢 武久 (筑波大学機能工学系)


5月31日(金)   ディジタルポスタ2   11:30-13:30 (F会場)

概要:
本研究では対話型GAの手法を用いて、個人の感性を反映し、作り手それぞれが満足する楽曲生成システムの構築を行う。システムが自動生成した楽曲を聴いた人の評価を、新しい楽曲生成を行うための情報として用いる。

 


 

3F2-07 デジタルセルフ研究 - 自己の理解を目指して -

村上 晴美 (大阪市立大学学術情報総合センター)


5月31日(金)   ディジタルポスタ2   11:30-13:30 (F会場)

概要:
自己の理解を目的としたデジタルセルフ研究について述べる。デジタルセルフは、コンピュータ上に構築される自己という概念である。デジタルセルフの構成要素の一つであるシステムMemory-Organizerの知識空間ブラウザについて述べる。

キーワード: 人工知能の自己理解への応用

 


 

3F2-08 自然で楽しい天気情報表現装置「奥さん、雨ですよ!」の提案

池田 正仁 (NTTコムウェア(株))
島津 光伸 (NTTコムウェア(株))
山脇 佳治 (NTTコムウェア(株))
高村 裕二 (NTTコムウェア(株))
岩本 一弘 (NTTコムウェア(株))
藤野 耕献 (NTTコムウェア(株))


5月31日(金)   ディジタルポスタ2   11:30-13:30 (F会場)

概要:
デジタル情報の操作に人間が本来持っている身体的・触覚的な行動原理をうまく取り入れることができれば、人とデジタル情報の新しい、コンセプチャルなインタフェース・デザインが生まれる。本稿では、デジタル情報と人との関わり方について検討し、お天気情報に従い自動で体現する人形を試作することで明快でごく自然な楽しいコミュニケーション・メディアを築いたものである。

キーワード: 意思決定支援,インターネット,ユーザインタフェース

 


 

3F2-09 ストーリー性を考慮した物語言説論の拡張―時間順序変換システム―

向山 和臣 (日本システムウェア株式会社)
小方 孝 (山梨大学工学部)


5月31日(金)   ディジタルポスタ2   11:30-13:30 (F会場)

概要:
Genetteの物語言説論における物語時間構造変換の分類をベースに,構造変換の操作と時間変換方法によりもたらされる認知的効果の2つの側面を拡張し,物語時間変換シミュレーションシステムを実装した.

キーワード: LCC

 


 

3F2-10 芸能キャラクターの物語生成とデジタル物語マーケティング

網野 智幸 (セイコーエプソン株式会社)
川村 洋次 (近畿大学商経学部)
小方 孝 (山梨大学工学部)


5月31日(金)   ディジタルポスタ2   11:30-13:30 (F会場)

概要:
民話風物語をベースに芸能キャラクターのバイオグラフィーとディスコグラフィーを多様に生成するシステムの試作を通じて,芸能情報システムの構想やコンピュータ上での物語マーケティングについて議論する.

キーワード: LCC

 


 

3F2-11 ストーリー性を考慮しない映像編集システム

篠原 健太郎 (長野日本無線エンジニアリング株式会社)
金井 明人 (日本学術振興会)
小方 孝 (山梨大学工学部)


5月31日(金)   ディジタルポスタ2   11:30-13:30 (F会場)

概要:
ショットの性格や映像中に出現するオブジェクト等ストーリー以外の要素に着目して映像の断片を自動編集するシステムと,それを利用した受け手への認知的効果分析を示し,ストーリー性を考慮しない物語言説の修辞の問題を検討する.

キーワード: LCC

 


 

3F2-12 バッキングコードと音楽知識からのメロディー自動生成

小林 史典 (山梨大学大学院工学研究科)
小方 孝 (山梨大学工学部)


5月31日(金)   ディジタルポスタ2   11:30-13:30 (F会場)

概要:
物語音楽の自動生成をめざし,伴奏の和声上の制約とその他の音楽的知識からロック調のメロディーを自動生成するシステムを試作した.特に正調の踏襲とそこからの逸脱に注目した.聴者への印象の調査結果と併せて報告し,議論する.

キーワード: LCC

 



 

5月30日(木) 16:10-17:30 (A会場)

招待講演
「コンピュータビジョンとロボティクスとAI − その関係と無関係」

講師 : 金出武雄 (カーネギーメロン大学ロボット研究所,産業総合研究所デジタルヒューマンラボ)
座長: 新田 克己 (東工大)


 

5月31日(金) 15:00-16:00 (A会場)

AIレクチャ
「アクティブマイニングの構想と展開」

講師 : 元田 浩 (大阪大学 産業科学研究所)
座長: 山口 高平 (静岡大)


 

5月31日(金) 15:00-17:00 (B会場)

近未来New

座長 : 阿部 明典 (NTT-MSC)

 

3B4-01 インターネットからの情報獲得による研究活動支援システム

砂山 渡 (大阪大学)
谷内田 正彦 (大阪大学)


5月31日(金)   近未来New   15:00-17:00 (B会場)

概要:
我々の生活における活動は大きく2つに分類される.1つは既存のものの組合せによる創造活動であり,もう1つは創造された事柄の定着を図る模倣活動である.研究者が行なう研究活動も創造活動のひとつであり,従来の知識や情報を知り,その適切な組合せを考えることなく,新しいものを創造することはできない.そこで,近年急速に普及してきたインターネット上に溢れる膨大な情報をもとに,従来研究の流れや世の中の流行,さらには今後発展すると予想される題材に関する知識や情報を抽出して提供し,研究者の独創的な研究活動を促すシステムの構築を目指す.研究活動は,アイデアの気づきからの掘り下げ,アイデアの検証,拡充という流れで行なわれる.そこで,アイデアの気づきを促す独創的な観点となる具体的なキーワードを,インターネット上の膨大なデータをもとに世の中の動向を推察した上で抽出して提供し,研究者の新しい観点に基づく気づきを支援する.また,研究者のアイデアに関連する情報を世の中の動向と共に獲得し,要約して提供することで研究者のアイデアの検証と拡充を支援する.これらの研究活動を支援する入出力を備えたインターフェイスを,WWW(World Wide Web)上のサーバとして実装することを目指す.現在すでに,インターネットを支える技術や,インターネット上の膨大なデータを扱う数多くの研究がなされている.これらの要素技術を用いてさらに研究を発展させるシステムが今こそ望まれている.本チャレンジ成功の暁には,すべての研究分野における研究の発展が期待され,ますます豊かな社会ができると確信している.

 


 

3B4-02 Social Scheduler - P2Pモデルを用いた協調的リソースプランナの提案

大向 一輝 (同志社大学)
濱崎 雅弘 (奈良先端科学技術大学院大学)
武田 英明 (国立情報学研究所)
三木 光範 (同志社大学)


5月31日(金)   近未来New   15:00-17:00 (B会場)

概要:
情報化社会の進展により,個人の持つ時間や金銭,知識といった資源(リソース)管理の必要性が高まっている.本研究では,個人をリソース管理の主体とし,個人同士の協調によってその質を高めるというアプローチから,これを支援するための「Social Resource Planning Platform: SRP」を提案する.また,SRPの概念に基づいて構築を行った協調的タスクスケジューラ「Social Scheduler」について検討を行う.SRPに参加する個人は自身の持つリソースに関する情報を公開し,互いに共有する.情報の公開に際してはPeer to Peer(P2P)モデルを用いることにより,誰に,どのくらい公開するかといったコントロールを行うことが可能である.これにより,プラットフォームは各個人をノードとする重み付きの社会的ネットワークとなる.Social Schedulerでは,これらのネットワークの構造や,タスクの依頼関係から得られた情報を活用し,ユーザに対してスケジュールを提示する.これにより,ユーザによりよい意思決定の機会を提供することが可能になる.今回の発表では,開発したプロトタイプをもとに,総合的なSRPを実現するための指針について議論する.技術的根拠:インターネットの常時接続環境や情報端末としての携帯電話が急速に普及し,個人と個人を結ぶネットワークインフラは完成に近づいている.また,P2Pの概念は一般的に認知されており,すでにファイルやメッセージの送受信に用いられている.SRPはこれらの技術の延長線上にある.また,ネットワーク分析からの知識発見に関しては,現在Webを対象に行われている研究の知見が生かされる.これらの成果を統合することにより,数年内に実現可能であると考えられる.社会への貢献度:情報技術の進展によって,Webを介して旧友と近況を伝え合ったり,同じ趣味を持つ人と新たに知り合うなど,これまで時間的,空間的な制約によって見えなくなっていた,もしくは存在しなかった社会的ネットワーク(つながり)が浮上してきた.また,CSCW技術による分散オフィスなどは,新しいライフスタイルを提案している.このように,社会的ネットワークは複雑化,重層化している.本研究では,このような環境の中で個人が自覚的に行動できるように支援することを目的としている.

 


 

3B4-03 事例に基づくデザイン支援と評価基盤の構築

片寄 晴弘 (科技団さきがけ研究21)
平田 圭二 (NTT CS研)
原田 利宣 (和歌山大システム工)
平賀 瑠美 (文教大情報)
笠尾 敦司 (東京工芸大芸術)


5月31日(金)   近未来New   15:00-17:00 (B会場)

概要:
 デザインとは,知性と感性が同時に表出される最も典型的なタスクの一つである.コンテンツニーズが高まっている現在,デザイン支援は最も必要とされる情報処理技術の一つに位置づけられる.この分野の代表的なアプローチとして,デザイン素材に対する印象の多変量解析とメディア提示技術を組みあわせたものが知られている.この手法は商品群の中からイメージに合ったものを探すといった検索型タスクに対しては有効である反面,制作プロセスを支援する目的には必ずしも合致するものではない.本提案では,印象とデザイン事例間のモデル化といった従来手法とは異なり,特徴の差異の認知構造とコミュニティに形成される評価規範に留意した新しいデザイン支援技術の基盤作りを目標とする.具体的には,下記の2つの研究テーマを設定する.1)事例から基本構造/Elaboration (デザインの具体化,詳細化) の分離と再利用 Elaboration とは従来のパターン認識研究において切り捨てられていた情報に相当する.Elaboration の付加文法の検討,ならびにデザインの転写技術の確立を目指す.2) デザイン支援システムの評価基盤の構築 ナイーブな対象を扱う上で評価軸の設定は不可欠である.その方法の一つとして,web/メタデータ (分散協調的環境) の利用を視野に入れる.web/メタデータは,個人デザイン,グループデザインのいずれにおいても,Elaboration に対する安定かつ一貫した意味付け,評価を行うためのリファレンスとなり得るだろう.さらに,コミュニティの嗜好・評価構造を理解する研究基盤としての発展が期待される. 提案の目標は,新しいデザイン支援手法を提示することである.しかし技術的には,パターン認識,事例ベース推論,データマイニングなど人工知能の中心的な成果に立脚しており,十分な実現可能性が見込めるであろう.現在,音楽と絵画の両領域において,基本構造と Elaboration の分離,コミュニティを意識した評価実験がスタートしている.これらの成果を足がかりに,絵画,アニメーション,音楽,ダンス,モーション等,トランスメディア的にデザイン支援技術を広く探求していきたい.

 


 

3B4-04 記憶弱者のQOL (Quality of Life)を補償する行動支援システム

山下 耕二 (通信総合研究所西田プロジェクト)
福原 知宏 (通信総合研究所西田プロジェクト)
松村 憲一 (通信総合研究所西田プロジェクト) (大阪大学大学院人間科学研究科)
寺田 和憲 (通信総合研究所西田プロジェクト)
久保田 秀和 (通信総合研究所西田プロジェクト) (東京大学大学院情報理工学系研究科)
畦地 真太郎 (北海道東海大学国際文化学部)
西田 豊明 (通信総合研究所西田プロジェクト) (東京大学大学院情報理工学系研究科)


5月31日(金)   近未来New   15:00-17:00 (B会場)

概要:
 人間は記憶を持つ動物である.記憶により,自己を確認し,言語を使用し,生活を営むことができる.しかし,脳損傷や痴呆による記憶障害者,高齢者,物忘れに悩む人など記憶に問題を抱える人々(記憶弱者)が存在する.例えば,交通事故による記憶障害者はリハビリで身体機能が回復しても,約束や手順などが覚えられず,社会復帰が困難な場合が多い.その意味で,現代社会では記憶弱者のQOL(Quality of Life)が保証されているとは言えない. そこで,我々は記憶弱者のQOLを補償するユーザビリティの高い行動支援システムを提案する.目標は,1)既存の情報技術を用いた実用的な記憶補助システムの開発,2)実世界を認識し,状況に応じた情報を提供する社会環境システムの設計にあり,記憶弱者個人へのミクロレベル,社会環境の再編を含む大規模なマクロレベルでの支援が想定される. 技術的チャレンジは,誰もが容易に利用できる知的行動支援システムの開発にある.盲導犬が視力障害者の行動を適切に導くように,本システムは記憶弱者の発言や行動からその意図を理解・推測し,適切な行動を指示せねばならず,以下の課題に取り組む必要がある.1)会話を通じてユーザの意図を聞き出し,求めに応じてそれまでの行動を説明する密着型会話エージェントの開発,2)ユーザの行動にフィードバックを与え,次に取るべき行動を指示する行動管理システムの開発,3)上記の行動支援サービスを地域や都市で導入するための大規模人工環境の検討とデザイン. 本提案の実現には,多彩な分野からの学際的研究が必要である.例えば,記憶障害者を支援する場合,臨床(医学)_-_日常(認知心理学)_-_開発(工学)場面での緊密な連携関係が不可欠である.また,ユーザがエージェントや人工物に安心して依存できる社会環境整備を行うには,法学,社会学,社会心理学などの社会科学との連携が必要である.これらのコラボレーションが分野横断的な視点の交換を促し,QOLを中心に据えた,人に優しい科学の構築が期待される. 社会的貢献は記憶弱者の社会参加機会の促進とユーザビリティの高いシステム開発にある.行動支援システムの実現は記憶障害者や高齢者に自立した社会生活と積極的な社会参加機会を提供し,記憶弱者を対象とすることで,真にユーザビリティの高いシステム開発への第一歩となることが期待される.

 



 

5月31日(金) 15:00-17:00 (C会場)

パターン理解

座長 : 江島 俊朗 (九工大)

 

3C4-01 Topological Map Generation from Simplified Map for Mobile Robot Navigation

Vachirasuk Setalaphruk (Graduate School of Information Science, Nara Institute of Science and Technology(NAIST))
Takashi Ueno (Graduate School of Information Science, Nara Institute of Science and Technology(NAIST))
Yasuyuki Kono (Graduate School of Information Science, Nara Institute of Science and Technology(NAIST))
Masatsugu Kidode (Graduate School of Information Science, Nara Institute of Science and Technology(NAIST))


5月31日(金)   パターン理解   15:00-17:00 (C会場)

概要:
移動ロボットが効率よく目的地に到達できるためには環境空間のモデル、いわゆる地図が必要である。著者は、案内板などにあるような概略地図に基づいて移動できるロボットの実現を目指して概略地図からトポロジカル地図を生成する手法を提案する。

 


 

3C4-02 観測と行為の履歴データに基づく移動ロボットのトポロジカルマップ作成法

戸上 真人 (東京大学大学院工学系研究科)
矢入 健久 (東京大学先端科学技術研究センター)
堀 浩一 (東京大学先端科学技術研究センター)


5月31日(金)   パターン理解   15:00-17:00 (C会場)

概要:
移動ロボットの観測および移動行為の履歴データからトポロジカル地図を構築する方法を提案する。これは、POMDPモデルに基づく最尤推定法を簡略化し、情報量に着目した状態の統合・分割アルゴリズムによって実現されている。

 


 

3C4-03 経路の方向軸が説明する道順指示の曖昧性

荒木 淳子 (東京大学大学院学際情報学府)
二宮 崇 (科学技術振興事業団 CREST) (東京大学大学院院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻)
辻井 潤一 (科学技術振興事業団 CREST) (東京大学大学院院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻)


5月31日(金)   パターン理解   15:00-17:00 (C会場)

概要:
周囲の物を目印にことばで道順を示す場合、聞き手の視点の位置、参照物、方向軸だけでは説明できない曖昧性が存在する。本研究ではこの3点に経路の方向軸を加える事で、上記の曖昧性が現れるメカニズムを示す。

 


 

3C4-04 両眼視線情報を利用した対象の位置推定とその応用

満上 育久 (奈良先端科学技術大学院大学)
浮田 宗伯 (奈良先端科学技術大学院大学)
河野 恭之 (奈良先端科学技術大学院大学)
木戸出 正継 (奈良先端科学技術大学院大学)


5月31日(金)   パターン理解   15:00-17:00 (C会場)

概要:
既存研究の多くは、視線情報を2次元画像中でのポインティングに用いているが、本研究では、両眼の視線情報を用いて得られる観測者から対象物までの相対的な3次元位置情報の利用可能性について検討し、アプリケーション例を提案する。

 


 

3C4-05 時系列情報からの表情スポッティング

近間 正樹 (奈良先端科学技術大学院大学)
木戸出 正継 (奈良先端科学技術大学院大学)


5月31日(金)   パターン理解   15:00-17:00 (C会場)

概要:
長時間撮影した頭部画像から、頭部の動きや顔表面の筋肉の動き、目鼻の動きを抽出し、顔表面特徴の解析によって、表情表出の開始と終了の検出を行う。

 


 

3C4-06 ラフ集合の近似に基づく画像分割法

平野 章二 (島根医科大学医学部医療情報学)
孫 暁光 (島根医科大学医学部医療情報学)
津本 周作 (島根医科大学医学部医療情報学)


5月31日(金)   パターン理解   15:00-17:00 (C会場)

概要:
本稿では、ラフ集合の近似の概念に基づく領域分割法を提案する。本方法では、位置、形状、濃度等の複数の領域知識に基づき、画像全体を、確実に関心領域に含まれる部分、確実に含まれない部分、境界部分の3つの領域に近似を用いて分割する

 



 

5月31日(金) 15:00-17:00 (D会場)

AI応用

座長 : 伊藤 孝行 (北陸先端大)

 

3D4-01 買い手の嗜好に基づく指名入札型逆オークション

松尾 徳朗 (北陸先端科学技術大学院大学 知識科学教育研究センター)
伊藤 孝行 (北陸先端科学技術大学院大学 知識科学教育研究センター)


5月31日(金)   AI応用   15:00-17:00 (D会場)

概要:
売り手指名に基づいたマルチエージェント逆オークション(REVオークション)がある.指名競争制を用いることで買い手の嗜好が取引きに反映される点,一般競争入札と比べ取引き成立率が高い点,および商品検索のアルゴリズムを示す.

 


 

3D4-02 複数オークションにおける財の落札状況を反映した入札予算配分手法の提案

服部 宏充 (名古屋工業大学大学院 工学研究科)
大囿 忠親 (名古屋工業大学 知能情報システム学科)
新谷 虎松 (名古屋工業大学 知能情報システム学科)


5月31日(金)   AI応用   15:00-17:00 (D会場)

概要:
本論文では,エージェントが,オンラインオークションにおいて,複数の財を対象とした同時並行的な入札を行う際の予算配分手法を提案する.本手法では,入札に関する選好に基づいて動的に変化する財の重要度を求め,各々の財への予算配分を決定する.

 


 

3D4-03 航行所要時間を考慮した非ホロノミック自律型海中ロボットの動作計画アルゴリズムの教示と強化学習による獲得

川野 洋 (東京大学大学院工学系研究科)
浦 環 (東京大学生産技術研究所)


5月31日(金)   AI応用   15:00-17:00 (D会場)

概要:
潮流中における障害物回避を考慮した、非ホロノミック水中ロボットの動作計画アルゴリムを、教示と強化学習により短時間で獲得可能な手法を提案する。獲得された動作計画アルゴリズムにより、水中ロボットは、指定されたさまざまな航行所要時間で目標地点に到達することが可能である。

キーワード: 自律型水中ロボット

 


 

3D4-04 画像検索サービス知的化の試み : TINAMI

篠田 匡弘 ((株)多聞)
田中 克明 ((株)多聞) (早稲田大学大学院理工学系研究科)
冨樫 祐一 ((株)多聞) (東京大学大学院総合文化研究科)
篠田 匡史 ((株)多聞)


5月31日(金)   AI応用   15:00-17:00 (D会場)

概要:
TINAMI は WWW 上の画像制作者のリンク集としてはじまり、画像制作者と受け手との相互の結びつきを支援するために、より知的な検索システムを目指してきた。その過程を概観する。

 


 

3D4-06 学習による社会的相互行為の発達・獲得

李 銘義 (京都大学大学院情報学研究科)
岡田 美智男 (ATR メディア情報科学研究所)
足立 紀彦 (京都大学大学院情報学研究科)


5月31日(金)   AI応用   15:00-17:00 (D会場)

概要:
In this paper, we present how we build a social robot system called "Muu". The relation among the agents in a social robot system is influenced by their social interactive behaviors. It then becomes necessary to learn how to develop and obtain such social interactive behaviors.

 



 

5月31日(金) 17:10-19:00 (A会場)

FAI/KBS研究会セッション
「アクティブマイニング」

司会 : 櫻井 彰人 (慶應大)

 

3A5-01 アクティブ情報収集

沼尾 正行 (東京工業大学)


5月31日(金)   FAI/KBS研究会セッション
「アクティブマイニング」   17:10-19:00 (A会場)

 


 

3A5-02 ユーザ指向アクティブマイニング

山口 高平 (静岡大学)


5月31日(金)   FAI/KBS研究会セッション
「アクティブマイニング」   17:10-19:00 (A会場)

 


 

3A5-03 アクティブユーザリアクション

津本 周作 (島根医科大学)


5月31日(金)   FAI/KBS研究会セッション
「アクティブマイニング」   17:10-19:00 (A会場)

 



 

5月31日(金) 17:10-19:00 (B会場)

MBI研究会セッション
「グリッド計算とバイオインフォマティクス」

司会 : 小長谷 明彦 (理化学研)

米国セレラ社が数百億円を計算機に投じ、わずか数年で国際コンソーシアムの10年プロジェクトと肩を並べるヒトゲノム解析結果を発表したことは記憶に新しい。多くの研究所と企業がしのぎを削るバイオインフォマティクスにとって、並列計算の技術は今後欠かせない要素になるだろう。 従来より数桁高速な計算を提供する環境として現在注目を集めるのが、インターネット上に分散する多数のコンピュータを有機的に結合した「グリッド計算環境」である。これは次世代の国家基盤と言われるまでに重要視されており、すでにバイオインフォマティクス面への応用も始まっている。本パネルではグリッド計算と並列計算に携わる一線の研究者を集めることで、バイオインフォマティクスにおける並列計算研究の現状と、その将来について展望する。

 

3B5-01 バイオインフォマティクスの展望と並列計算

秋山 泰 (産業技術総合研究所 生命情報科学研究センター センター長)


5月31日(金)   MBI研究会セッション
「グリッド計算とバイオインフォマティクス」   17:10-19:00 (B会場)

概要:
バイオインフォマティクス(生命情報科学)は、並列計算技術との相性が特に良い分野である。強力な計算パワーを有するか否かは、単なる時間節約の問題ではなく、いまや研究の生命線ともいえる。タンパク質の立体構造予測など膨大な計算量を伴う手法を試行錯誤を通じて開発するための計算環境として、並列計算およびグリッド計算の未来を論じる。

 


 

3B5-02 コンピュータメーカにとってのバイオインフォマティクス

麻生川 稔 (日本電気 NECラボラトリーズ 主任研究員)


5月31日(金)   MBI研究会セッション
「グリッド計算とバイオインフォマティクス」   17:10-19:00 (B会場)

概要:
ヒトゲノム計画では、DNA塩基配列が解読された。解読では、短いDNA断片の解読配列をつなぎ合わせる為の技術、それを支える計算機パワーが必須であった。これに象徴されるように、猛烈な勢いで算出されている種々のデータから、有用な情報を引き出す為に、バイオインフォマティクスの研究・開発が行われている。研究・開発を支えるために、スパコン、クラスタ計算機、グリッド型計算機が使われており、専用計算機の開発も行われている。この様なバイオインフォマティクスの状況を、計算機メーカの視点から概観したい。

 


 

3B5-03 グリッドによる高性能計算環境の実現にむけて

小西 史一 (理化学研究所ゲノム科学総合研究センター)


5月31日(金)   MBI研究会セッション
「グリッド計算とバイオインフォマティクス」   17:10-19:00 (B会場)

概要:
ポストゲノムシークエンス時代のバイオインフォマティクスに向けて、専用コンピュータおよびPCクラスタを高速ネットワークで結合したグリッド環境について論じる。

 


 

3B5-04 グリッド環境を用いたゲノム情報学アプリケーションの高速化

福田 晃 (九州大学大学院 システム情報科学研究院 教授)


5月31日(金)   MBI研究会セッション
「グリッド計算とバイオインフォマティクス」   17:10-19:00 (B会場)

概要:
並列処理からの視点にたって,ゲノム情報学アプリケーションの概要,およびグリッド環境を用いた並列/分散処理による高速化について述べる.

 


 

3B5-05 グリッド環境を支えるソフトウェア

松岡 聡 (東京工業大学 学術国際情報センター 教授)


5月31日(金)   MBI研究会セッション
「グリッド計算とバイオインフォマティクス」   17:10-19:00 (B会場)

概要:
今後急成長が見込まれるグリッド計算の世界における研究動向と、グリッド計算の礎となるソフトウェアのプロジェクトについて紹介する。それらに提供されるグリッド環境がバイオインフォマティクスにもたらす影響について考える。

 



 

5月31日(金) 17:10-19:00 (C会場)

SLUD研究会セッション
「ここまできた対話データベース--対話の研究開発への利用方法の紹介とデモ」

司会 : 綿貫 啓子 (シャープ)

 

3C5-01 ATR音声データベース

吉田 芳郎 (ATR 開発センタ)
袋谷 丈夫 (ATR 開発センタ)
竹沢 寿幸 (ATR音声言語コミュニケーション研究所)


5月31日(金)   SLUD研究会セッション
「ここまできた対話データベース--対話の研究開発への利用方法の紹介とデモ」   17:10-19:00 (C会場)

 


 

3C5-02 RWCP実環境音声・音響データベース

比屋根 一雄 (三菱総合研究所)
中村 哲 (ATR音声言語コミュニケーション研究所)
飯尾 淳 (三菱総合研究所)
浅野 太 (産業技術総合研究所)
金田 豊 (東京電機大学)
山田 武志 (筑波大学)
西浦 敬信 (和歌山大学)
小林 哲則 (早稲田大学)
伊勢 史郎 (京都大学)
猿渡 洋 (奈良先端科学技術大学)


5月31日(金)   SLUD研究会セッション
「ここまできた対話データベース--対話の研究開発への利用方法の紹介とデモ」   17:10-19:00 (C会場)

 


 

3C5-03 様々な応用研究に向けたタグ付き対話コーパスとタグ付け支援環境

談話・対話研究におけるコーパス利用研究グループ


5月31日(金)   SLUD研究会セッション
「ここまできた対話データベース--対話の研究開発への利用方法の紹介とデモ」   17:10-19:00 (C会場)

 


 

3C5-04 実走行車内音声対話データベース

横尾 祐郁 (名古屋大学統合音響情報研究拠点(CIAIR))
武田 一哉 (名古屋大学統合音響情報研究拠点(CIAIR)) (名古屋大学大学院工学研究科)
河口 信夫 (名古屋大学統合音響情報研究拠点(CIAIR)) (名古屋大学大学院工学研究科)


5月31日(金)   SLUD研究会セッション
「ここまできた対話データベース--対話の研究開発への利用方法の紹介とデモ」   17:10-19:00 (C会場)

 


 

3C5-05 言語・非言語情報を統合したマルチモーダル会話コーパス

伝 康晴 (千葉大学文学部)


5月31日(金)   SLUD研究会セッション
「ここまできた対話データベース--対話の研究開発への利用方法の紹介とデモ」   17:10-19:00 (C会場)

 


 

3C5-06 日本音響学会研究用連続音声データベース: 案内タスクの模擬対話と連続音声データベース

速水 悟 (岐阜大学/産総研)
板橋 秀一 (筑波大学)
小林 哲則 (早稲田大学)
竹澤 寿幸 (ATR音声言語コミュニケーション研究所)


5月31日(金)   SLUD研究会セッション
「ここまできた対話データベース--対話の研究開発への利用方法の紹介とデモ」   17:10-19:00 (C会場)

 


 

3C5-07 RWCマルチモーダルデータベース・ジェスチャーデータベース

速水 悟 (岐阜大学工学部/産業技術総合研究所)


5月31日(金)   SLUD研究会セッション
「ここまできた対話データベース--対話の研究開発への利用方法の紹介とデモ」   17:10-19:00 (C会場)

 


 

3C5-08 自動推論Wizard of OZ システムを用いて収集した自由発話コーパス 「電総研道案内対話音声コーパス(1998)」

秋葉 友良 (産業技術総合研究所)
伊藤 克亘 (産業技術総合研究所)
長谷川 修 (産業技術総合研究所)
速水 悟 (岐阜大学) (産業技術総合研究所)
田中 和世 (図書館情報大学) (産業技術総合研究所)


5月31日(金)   SLUD研究会セッション
「ここまできた対話データベース--対話の研究開発への利用方法の紹介とデモ」   17:10-19:00 (C会場)

 


 

3C5-09 RWCP会議音声データベース2001

田中 和世 (図書館情報大学/産業技術総合研究所)
伊藤 克亘 (産業技術総合研究所)
岡 隆一 (会津大学)
松村 博 ((株)メディアドライブ)


5月31日(金)   SLUD研究会セッション
「ここまできた対話データベース--対話の研究開発への利用方法の紹介とデモ」   17:10-19:00 (C会場)

 


 

3C5-10 JEITAマルチモーダル対話コーパス

社団法人 電子技術産業協会 対話コンテンツ技術専門委員会


5月31日(金)   SLUD研究会セッション
「ここまできた対話データベース--対話の研究開発への利用方法の紹介とデモ」   17:10-19:00 (C会場)

 


 

3C5-11 JST/CREST 発話様式プロジェクトの電話対話データベース

芦村 和幸 (科学技術振興事業団CREST(JST/CREST))
ニック キャンベル (株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)) (科学技術振興事業団CREST(JST/CREST))


5月31日(金)   SLUD研究会セッション
「ここまできた対話データベース--対話の研究開発への利用方法の紹介とデモ」   17:10-19:00 (C会場)

 



 

5月31日(金) 17:10-19:00 (D会場)

IES研究会セッション
「知的CMIの構築を目指して −教育における知識マネジメント−」

司会 : 渡邊成良(電気通信大学)

 

3D5-01 メタ認知の補助を指向した知的インタラクション

平嶋 宗 (九州工業大学)


5月31日(金)   IES研究会セッション
「知的CMIの構築を目指して −教育における知識マネジメント−」   17:10-19:00 (D会場)

 


 

3D5-02 企業における知識の知的な管理と利用に向けて

高岡 良行 (東光精機)


5月31日(金)   IES研究会セッション
「知的CMIの構築を目指して −教育における知識マネジメント−」   17:10-19:00 (D会場)

 


 

3D5-03 確率的データハンドリングによる知識獲得支援

植野 真臣 (長岡技術科学大学 工学部)


5月31日(金)   IES研究会セッション
「知的CMIの構築を目指して −教育における知識マネジメント−」   17:10-19:00 (D会場)

 


 

3D5-04 発見科学的アプローチによる学習履歴情報の知識化

松居 辰則 (電気通信大学大学院)


5月31日(金)   IES研究会セッション
「知的CMIの構築を目指して −教育における知識マネジメント−」   17:10-19:00 (D会場)

 


 

3D5-05 ITSの実用化と普及に向けて

伊東幸宏 (静岡大学)
小西達裕 (静岡大学)


5月31日(金)   IES研究会セッション
「知的CMIの構築を目指して −教育における知識マネジメント−」   17:10-19:00 (D会場)

 


 

3D5-06 アクティブアノテーションによる教材共有 -Learning Communityにおける知識共有マネジメント-

伊藤 紘二 (東京理科大学)


5月31日(金)   IES研究会セッション
「知的CMIの構築を目指して −教育における知識マネジメント−」   17:10-19:00 (D会場)