第63回 人工知能セミナー(2011.10.20)食とAI ~消費・小売流通・生産の立場から~


主催: (社)人工知能学会
日時: 2011年10月20日(木) 10:15-16:45
会場: キャンパスイノベーションセンター多目的室3(JR山手線 田町駅 徒歩1分)
照会先: account@ai-gakkai.or.jp
定員: 60名 (定員になり次第締め切らせていただきます)
参加費: 会員 9,000円 (賛助会員の社員の方も含みます)
非会員 13,000円,学生会員 2,000円,学生非会員 3,000円

概要

 近年,食の安全・安心・安定供給や生活習慣病の予防など食を取り巻く様々な問題に対してITを活用するようになってきている.そこで,生産現場である農業分野,小売・流通産業などの商業分野,一般消費者のライフスタイルから健康管理までの幅広い分野における「食」を軸に見たAI技術の活用事例や今後の可能性について紹介する.

プログラム

10:15-10:20 開会の挨拶


10:20-11:10 物体認識技術を用いた食事画像認識

柳井 啓司(電気通信大学)

概要: 画像中の物体を認識する物体認識技術の発展に伴い,近年,食事画像に対する画像認識の研究が広く行われるようになってきている.特に,食事記録の自動化のための料理名認識,カロリー管理のための画像からの自動カロリー推定の研究が盛んに行われている.本講演では,我々のグループを含めた国内外の食事画像認識の研究動向について解説する.


11:10-12:00 ITを利用した未来のキッチン ―ヒューマンインタフェース分野からのアプローチ―

三末 和男(筑波大学)

概要:我々の住環境において,キッチンやダイニングは創造的な作業の場であり,コミュニケーションの場である.そこでの作業にITを活用することで,様々な支援が期待できる.その一方で,キッチンはいわゆるオフィスとは異なり従来のPCにはやや苦手な場所とも言える.ヒューマンインタフェース研究分野では,そのような場での作業を支援するために様々な研究が行われている.本講演では,未来のキッチンを目指して行なわれているインタフェース研究を紹介する.


12:00-13:00 昼食休憩


小売流通セッション


13:00-13:50 水産流通のIT化:その課題と解決策

宮下和雄(産業技術総合研究所)

概要:水産物は,生産が不安定な上に品質が劣化しやすいため,大規模で安定的な商取引が困難な商材である.そのため,現在は産地卸,産地仲買,消費地卸,消費地仲買など多くの仲介者が複雑に連携しながら水産物を消費地に供給しているが,間接コストの増大やトレーサビリティの毀損などの問題をもたらしている.我々は,反復コールマーケット方式に基づく電子商取引を実施することで,そうした問題の解決が可能であることを示す.


13:50-14:40 RFID技術とそのアプリケーション

山添 孝徳(株式会社日立製作所)

概要:RFID(Radio Frequency Identification)技術の概要とRFIDを活用したアプリケーションの紹介を行う.また,RFID技術の最新動向として,RFID情報を読取ることができる携帯端末(ユビキタス端末)の開発内容と,消費者の購買意欲を促進させる目的で,このユビキタス端末をスーパーマーケット内の消費者に使用してもらった実証実験内容を紹介する.


14:40-15:00 休憩


生産セッション


15:00-15:50 農匠ナビゲーションシステム ―ICT活用による農業人材育成―

南石 晃明(九州大学)

概要:農林水産省委託研究として実施している「農匠ナビプロジェクト」の概要を紹介すると共に,農業を「見える化」する「営農可視化システムFVS」の内容や現地実証試験の結果について述べる.本プロジェクトの目的は,次世代の農業人の育成であり,ICT活用により既存の熟練農業技術の継承や改善を支援するシステムを開発することである.農作業情報,環境情報,生体情報の連続計測・データベース化・可視化が,農匠ナビの基盤である.その成果に基づいて,ナレッジマネジメントやデータマイニング技術の応用を行う.これにより,次世代農業に求められているリスクと情報のマネジメントを加速することができる.


15:50-16:40 精密農業の技術インフラとしての知農ロボット構想

澁澤 栄(東京農工大学)

概要:1990年代に農場の新しい管理戦略として登場した精密農業は,最近10年間に,例えば,米国の「精密保全(precision conservation)」や我が国の「精密施工(precision construction)」などに幅広く応用展開されている.我が国では,次世代農業の担い手として期待される知的営農集団による精密農業の地域導入の試みを通じて,農場管理の技術ニーズが顕在化してきた.



第63回人工知能セミナー 参加申し込み

定員に達しましたので、参加申込みを締め切りました

人工知能セミナー参加費
正会員・賛助会員 学生会員 学生非会員 非会員
9,000円 2,000円 3,000円 13,000円