擬人化エージェントを利用したユーザインタフェースがさまざまな分野で利用され,ペットロボットや掃除ロボットが一般家庭に普及するなど,エージェントやロボットが一般ユーザにとって非常に身近な存在になってきています.
そして,そのエージェント達の役割も,単なるエンタテイメントではなく,エージェントやロボットが人間と協力して作業をしたり,それらを介して人間同士が新たなコミュニケーションを実現するといった,人間社会をより豊かにする実用的なアプリケーションが今後ますます市場を広げていくと考えられます.
このように,これまでエージェントに接することのなかった多くの一般エンドユーザが,エージェントと多様なインタラクションを行う状況では,人間とエージェントやロボットが,どのようにつき合っていくのか,また,人間とエージェントとの間に,どのようなインタラクションを設計・実装すればよいのかという新しい工学的課題が生まれます.近年では,この課題に挑戦する研究が,人工知能,ロボティクス,認知科学,社会心理学など様々な分野の研究とも関連しながら,「ヒューマンエージェントインタラクション(HAI)」と呼ばれる新しい研究分野が,日本を中心に活発になってきています.本特集号では,このようなHAIに関する最新の研究成果をまとめた論文を募集します.
対象分野としては,理論的研究から実証的研究,応用システムの開発まで,HAIに関する様々なレベルの研究を募集します.具体的には,以下のようなテーマが考えられますが,これに限らず,HAIの発展に寄与する意欲的な研究成果を広く募ります.
募集分野
●人とインタラクションを行うエージェント/ロボットの設計・実現方法
●エージェント/ロボットを介した人間同士のコミュニケーション
●HAIにおける認知科学,社会心理学,発達心理学
●エージェントによるヒューマンインタフェース
●人間とエージェント/ロボットの相互適応
●エージェント/ロボットのアピアランス,表情,ジェスチャの設計
●人間とエージェントの関係性
●エージェント/ロボットの身体性
●HAIの要素技術(ユーザ状態の推定/学習,エージェントの適応/学習,エージェントの音声合成/認識など)
●人やエージェントによる身体的なインタラクション
●HAIの応用事例など
本特集号のスケジュール
投稿締切:2012年6月29日(厳守)
論文掲載最終決定:2012年12月25日
最終原稿提出:2013年1月11日(厳守)
掲載予定:2013年3月号
論文送付/照会先:
東京工芸大学 工学部 コンピュータ応用学科 片上大輔 katagami(at)cs.t-kougei.ac.jp (メールの件名に[HAI論文特集]と必ず明記してください.)
投稿論文の形式
論文執筆,投稿に当たっては,
原稿執筆案内(PDFファイル) を熟読ください.原則,人工知能学会TeXスタイルファイルでの投稿になりますが,wordをご希望の方は別途問い合わせてください.本特集号の採録期日に間に合わない論文は,一般投稿として扱われることがあります.
情報関係英文論文合同アーカイブInformation and Media Technologies(IMT)への転載について:人工知能学会論文誌に採択された英文論文は編集委員会の選定によりIMTへ転載することがあります.著者に費用の負担はありません.
「ヒューマンエージェントインタラクション」論文特集委員会構成
編集委員長 角所考(関学大)
副編集委員長 竹内勇剛(静岡大)
編集幹事 石井裕(岡山県大),片上大輔(工芸大),小松孝徳(信州大),寺田和憲(岐阜大)
編集委員