会誌改革について
1999年9月17日
会誌編集委員会では「魅力ある会誌づくり」を目指して,昨年度より会誌改革WGを組織して鋭意検討を進め,実現可能なものから逐次実施に移しています.
以下に,会誌改革の趣旨,スケジュールなどの概要を述べます.
1.改革の趣旨
ソフト系科学としての先端性及び人間・社会の知的活動との関連性という本学会の特徴を活かした積極的な編集方針を打ち出します.具体的には,未来開拓的・挑戦的なテーマを継続的に取り上げ,若手研究者の発掘と育成を図ります.一方,情報基盤の急激な変化の中から生まれつつある新しい産業応用をAIの視点から継続的に取り上げ,産業界におけるAIの裾野の拡大を図ります.全国大会や各種研究会などとの連携協力を推進して,開かれた会誌づくりを目指すとともに,電子化/ネットワーク化時代にふさわしい会誌の編集・発行体制を整備していく予定です.
2.A4判化
2000年1月号(Vol.15, No.1)より会誌のサイズをA4判にします.A4判化に伴い,活字サイズを従来より1ポイント大きく9ポイントにします.1ページ当たり文字数は13%増となり,また図表等も大きく取れるので,視認性に優れた読みやすい紙面になるものと思います.
3.論文誌のオンラインジャーナル化
学術論文の利用価値は速報性とサーキュレーションにあることを考慮して,論文誌のオンラインジャーナル化の準備を進めています.学術情報センターが開発しているオンラインジャーナル編集・出版システムを利用して,2000年1月よりオンラインジャーナルを試験的に運用した後,2001年1月より本格的に運用する予定です.採録された論文は直ちにオンラインジャーナルに掲載されます.なお,印刷物としての利用価値も考慮して,論文集を年1回年報として発行する予定です.
4.会誌と論文誌の分離発行
上記のオンラインジャーナルの本格運用に伴い,2001年1月号より会誌と論文誌を分離発行する予定です.論文誌と一体となっている現在の会誌では,本来の会誌として利用可能なページ数は1号当たり約50〜60ページ,年間で250〜300ページに過ぎませんが,分離発行後の会誌は1号当たり100ページ,年間600ページ程度を想定しており,会誌としての誌面は倍増することになります.倍増する誌面を有効に活用して会員が求める多様なサービスにきめ細かく応えていきたいと考えています.
(編集委員会委員長 小林重信)